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目黒side
撮影の日から考えるのはAちゃんの
事ばかり。
もう一度会いたい
もう一度抱きしめたい
あの日、Aちゃんを抱きしめた感覚が
今もまだ腕に残っている
明日に控えたライブのリハーサルも
上の空だった。
照「よし、いくぞ」
その声でメンバーみんなが動き出す
迎えたライブ本番
ファンの子達を前にすると
楽しさと興奮でなにも考えなくて済む
アイドルとしての目黒蓮を貫くことができる
ライブも中盤に差し替かり、
トロッコで移動していた時だった
いるはずもない愛しい人の姿を見つけたのは
「えっ、、、」
ついそう声が出てしまう
真っ直ぐな目で俺を見つめるその姿
初めて君を見たライブがフラッシュバックする
トロッコに乗りながら徐々に遠くなる君の姿を
最後まで見つめながら歌った
スノ「ありがとうございました！！」
ライブが終わった俺は控え室にも帰らず
ただただ走っていた
会えるかなんてわからない
本当に君だったのかもわからない
だけど、それでも走り回った
愛しい人をもう一度この手で掴むために
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作者名：yui | 作成日時：2020年3月16日 19時
