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仕事が終わり家に帰るとアパートのエントランスに
僚の姿があった
「どうしたの？」
そう尋ねると僚は私をじっと見て呟いた
僚「もう帰ってこないと思った。」
そう言って私の元に駆け寄ってくる
「なんで(笑)私の家だよ、、、
ちゃんと帰ってくるに決まってるじゃない」
そう言って笑うと僚は私を見つめて
僚「俺たち、、、やり直せないかな？」
一言だけつぶやいた
僚が私の事を好きだと言うのは気づいていた
付き合っていた時と比べものにならないくらい
優しい僚の態度は私を支えてくれたのは確かだ
僚と戻れば幸せになれるかもしれない
もう目黒君の事考えなくて済む
「やり直そうか、私たち」
そう呟いた。そんな私を見て僚は寂しそうに笑い
僚「違うだろ。やり直したいなんて
本気で思ってないくせに、、、」
そう言って私の手に何かを握らせた
「なにこれ、、、」
僚「このままでいいわけないだろ。
お前たちが別れたのは俺と俺の元カノが
原因だったからだろ。
ちゃんと自分の素直な気持ち伝えろよ。」
僚に手渡されたものはsnowmanの
ライブのチケットだった
僚「たくさん傷つけてごめんな、、、
せめてものお詫びだから受け取って。
大好きだったよ、、、
けど一緒にいるたびAの中の
目黒蓮という存在の大きさに気づくんだ。
がんばれ、A」
そう言った僚の目には涙が溢れていた
僚「もうこないから。
絶対ライブ行けよ？」
そう言って去っていく僚の背中に
"ありがとう"
そう一言だけ伝えた。
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作者名：yui | 作成日時：2020年3月16日 19時
