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深澤side
ストンと力がなくなっていた佐久間の呼吸が落ち着いできたなと思って見ると意識を手放したあとで
見るからにぐったりという表現が正しいのだろうか
「あとどれ位で着く?」
マネージャーにそう訪ねるとあと5分もしないうちで
とのこと
俺や佐久間は我慢しがちというか、自分の限界に自分でちゃんと気づかずに無理やり仕事をしてしまうタイプだから
強制的に休ませるしかないんだよな
俺がぶっ倒れた時も照にめちゃくちゃ心配された気がする。
「佐久間、病院着いたよ」
熱を帯びた佐久間の方をトントンと叩く
佐「んぅ……あれぇ……ふっか……ぁ……?」
カスカスになった声で絞り出した佐久間の声は弱々しくて、早く良くなってほしい、そう願うばかりだ
「そ、ふっか。病院着いたんだけど立てる?」
佐「んっ……あれっ……」
たとうとする動作はするものの全然立てる様子でもなくて、力入んなくなってから多分もっと熱上がっちゃってるんだろうなって考えてたらマネージャーが車椅子を持ってきてくれていた
「佐久間こっちに移動させるね?」
佐「ん、っ……ごめん…」
移動させると眉毛を下げて申し訳なさそうな顔をしている佐久間がいて
「謝んなって、もっと俺らのこと頼ってよ。」
頭に手をポンっと置くと小さく頷いた
マネージャーはほかのメンバーの送迎とかもあるからってここでお別れになって、佐久間と共に病院の受付を済ませ、高熱なこともあってとりあえず別室で熱を計らされていた
ピピッ……
「あちゃー……高いね、」
ディスプレイには39.6℃の表示
佐「なんっど……?」
体をカタカタと震わせながら佐久間が聞いてくる
「39℃超えてんの、無理しすぎだって。」
佐「ッ……ごめっ……」
「あー、違う、責めてるわけじゃなくて…もっと自分に優しくていいんだよ、周りに甘えていいんだよってこと」
看護師さんに体温計を返すとすぐに先生がみえて、点滴の処置などをしてくれた
幸いインフルエンザでも流行りの感染症とかでもなくてただの疲労からによる風邪とのこと
みんなにその旨を伝えておきたいのと撮影変更の連絡をしておきたくて点滴中すやすやと寝ている佐久間のよこでメッセージを送った
佐久間が高熱で倒れちゃって病院来たけど、インフルとか感染症とかでは無いっぽい。今点滴打って貰って寝てる状況!明日の撮影延期できそうならしたいんだけど連絡出来る人いる?
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京本恵海(プロフ) - リクエストです 。この小説の続きで良いので佐久間くんがこの小説みたいに体調崩して詳し検査をして阿部くんとの赤ちゃんを妊娠していて妊娠3ヶ月だと言われスノーマンがシェアハウスする話を観たいです。私は熱烈なあべさく坦のなので書いて頂いたら幸いです。 (2021年1月10日 2時) (レス) id: 2a2725e417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴの | 作成日時:2020年11月30日 23時