長男を嫉妬させたい【続編】【竈門炭治郎】【現パロ】

19.デートの約束 ページ19

あの後、撮影も無事に終わり、私は帰宅したところでスマホが鳴っているので出ると、無一郎くんだった。




多分、例の話だろう。





電話に出ると




時｢あ、もしもーし、A先輩？｣




『はーい。決まった感じ？』




時｢もちろん。バッチリ。来週の日曜日、僕と2人でデートしましょ｣




『デデデ、デート！？』




ちょっとビックリして声が裏返りそうになるのを｢んんっ｣という咳払いで誤魔化した。




『えーっと、それはいいんだけど、炭治郎はどうするの？』




時｢同じ場所で竈門先輩を遊びに誘ってって、兄に頼みました｣




兄。




ん？




兄？無一郎くんって、お兄さんいたの？初耳。




時｢その反応、知らなかったでしょ？


僕、双子なんだ｣




なんと、双子。




無一郎くんのお兄さんと言えど、一応年下なのか。




てか、炭治郎はそのお兄さんと友達だったんだ…。そう思うと、私って炭治郎のことまだあんまり知らないかも。




『そっか。まぁ了解よ。あとはそちらでなんとかしてくれる感じ？』




時｢人任せすぎでしょ｣




クスクスと笑われてしまった。




まぁ自分から言い出した事なんだけど、なんとなく後ろめたさが勝ってしまうような気がして、後のことはもう全部無一郎くんに任せる事にした。




その後、時間や集合場所のことを聞いて電話を切った。




『あ、炭治郎に言っておかないと』




裏でコソコソ会うと、まるで浮気してるみたいで勘違いされるのが嫌だったので、一応メッセージを送っといた。




数分後、｢了解だ！楽しんでくるんだ！俺も用事があるから日曜日はちょうどいないからな！｣




と、返ってきた。




もっと、嫉妬したり嫌だって言ってくれてもいいのになぁ、なんて。




とりあえず、日曜日は気合い入れていこ！

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