50.未来の話【最終話】【続編あり】 ページ50
炭治郎さんと晴れて恋人となった私。
目が覚めると、朝日が窓から差し込んでいた。
実は、このホテルの受付の人からレストランの従業員の人達まで、みんな炭治郎さんの計画を知っていたそうだ。
そう。もちろん、周りにいたお客さんもみんなレストランの従業員で、今日の夜は貸切だったそうだ。
こんなこと異例だそうだが、私たちが予約していた時間はギリギリラストオーダー前の時間でもあったし、偶然にも他のお客さんはその時間までに帰っていたので実現できたことらしい。
本当にこの人はやることが違う。だからモテる男は…。
と、横でスヤスヤ寝ている炭治郎さんの頭を撫で、ちょっとした悪態をついた。
受付で渡されていた封筒はこのスイートルームの部屋の鍵だったらしい。
いきなり鍵が目に入ると、私が警戒すると思ったからあんな風にしていたそうだ。
そういう所も、炭治郎さんらしい。
竈「…うーん……。…っ、A?起きていたのか?」
『はい。少し前に』
竈「腰は大丈夫なのか?」
そう言われ、昨夜の出来事を思い出し、私は顔を真っ赤にして怒った。
『もうっ!思い出させないでください!しかも激しいし痛いし!!手加減ってもんができないんですかあなたは』
竈「ははっ。悪い悪い。…なぁ、その敬語とさん付け、やめないか?」
そうは言われても、癖が…
『でも、炭治郎さんって呼ぶ事に慣れ…っ、んっ!ちょ、た、たんじ、ろう、さんっ!』
いきなりキスをされたかと思うと、口内に舌が侵入。慌てて胸板を押すと、名残惜しそうに唇を離してくれた。
竈「次、敬語とさん付けしたら、お仕置、な?」
そんな顔で言われたら従わざるをえない…でもお仕置でも…って、私は何を考えてるの!?バカバカ!
竈「でもこんな幸せなことはないなぁ。A、改めて、俺の彼女になってくれてありがとう」
『…それはこっちのセリフ。私こそ、た、炭治郎の彼女にしてくれて、ありがと____________って、どこ触ってんの!?』
竈「んー、可愛すぎ。もう1回しよ?」
『無理!!』
こんな幸せが毎日続けばいいなって心の底で思ったことは、彼には内緒。
Fin.
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続編は、その後のお話になります。
いやぁ、久々にお話を書きましたが、思ったよりも多くの皆様に見てもらえて感動です(前のアカウントのIDとか忘れたアホです。笑)
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霊夢たん! - 26話の時loveじゃなくてlikeって書いてましたよ! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 836bc9f2ad (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 久遠さん» コメントありがとうございます!ガラスの仮面…うちの母が読んでいるところを見たことしかないので内容は知りませんが、面白いと聞きます。同じような事があったんですか、知らなかったです^^; (2020年10月30日 7時) (レス) id: b4be605b57 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - ガラスの仮面ネタを入れるなんて,作者おそろしい子 (2020年10月30日 0時) (レス) id: 37f7e821a2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ルミナさん» ルミナさんコメントありがとうございます^^ そう言って頂けると更新のしがいがあります!ありがとうございます! (2020年10月29日 23時) (レス) id: 1b8c297c10 (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ - 50票目はいただきだあ!面白いです、頑張ってくださいね(何様やねん) (2020年10月29日 22時) (レス) id: 95f722ce93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2020年10月23日 14時