5.女子からの視線が痛い ページ5
人混みのせいで少し酔ってしまったため、大学内にある広場のベンチで休んでいると、聞いたことある声が聞こえた。
竈「あれ、君はさっきの」
竈門先輩が立っていた。
先ほどまでは大量のビラを持っていたのに、今は代わりに缶コーヒーが握られている。
『竈門先輩。ビラ配りは終わったんです?』
竈「ああ。気づいたら全部女の子に持っていかれちゃって」
きっとその女子たちはサークルには興味がないが、竈門先輩と話したいとか触れたいとか、そういう不純な理由なんだろうなぁ、と思っていると
竈「Aちゃんだっけ。殺陣、興味ある?」
『できるできないは置いておいて、興味はあります』
これは本当。小さいころから竹刀を握ってきた私にとって、殺陣というものは、演技ではあるものの、興味がある。
実際、映画のワンシーンに出てくる俳優さんが剣をもって演技をする姿はかっこいいと思うし、私もやってみたいと思っていたほどだから。
私が興味あるというと、顔を見るからに綻ばせ
竈「だったら今から見学にこないか?ちょうど今日はメンバーがそろっているんだ!」
話の展開が急すぎる。
そんなことより、こんなところで竈門先輩と会話しているせいで女子たちの視線が痛い。穴空きそう。
『構わないんですけど、視線が痛いんで、移動しません?』
耐えられなくなった私は、先輩に移動の提案をする。
なんとなく空気を察してくれて、竈門先輩もこくりとうなずき、私たちはサークルを行っている場所へと移動を開始した。
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霊夢たん! - 26話の時loveじゃなくてlikeって書いてましたよ! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 836bc9f2ad (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 久遠さん» コメントありがとうございます!ガラスの仮面…うちの母が読んでいるところを見たことしかないので内容は知りませんが、面白いと聞きます。同じような事があったんですか、知らなかったです^^; (2020年10月30日 7時) (レス) id: b4be605b57 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - ガラスの仮面ネタを入れるなんて,作者おそろしい子 (2020年10月30日 0時) (レス) id: 37f7e821a2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ルミナさん» ルミナさんコメントありがとうございます^^ そう言って頂けると更新のしがいがあります!ありがとうございます! (2020年10月29日 23時) (レス) id: 1b8c297c10 (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ - 50票目はいただきだあ!面白いです、頑張ってくださいね(何様やねん) (2020年10月29日 22時) (レス) id: 95f722ce93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2020年10月23日 14時