長男を振り向かせたい【竈門炭治郎】【現パロ】

２９．年下と年上の意地 ページ29

二人の間で飛び散る火花が飛び火する前にわたしはそそくさと逃げた。




が、




竈｢どこ行くんだ？｣




炭治郎さんにガッチリ腕を掴まれて逃避は不可能となった。




それに応じて無一郎くんも反対側の腕をつかみ





時｢ねぇ、A先輩？今日は俺と練習してよ｣




そんなキラキラした目で見ないでくれ…！！




あー、もう、ほんとどうしたらいいの…、と思っていたら




胡｢あら、3人で仲良く何をしているんですか？｣




しのぶさん…！




これのどこが仲良く、なんだろうか疑問だけど今はそんなことどうでもいい。




『助けてくださいいいい』




胡｢うーん、どうしましょう？｣




頬に指を添え、首をこてんと傾げる。あぁ、なんとも可愛らしい仕草。じゃなくて！




『今度生姜の佃煮作って持ってくるから！助けてください！』




それでもなお、どうしましょう〜と悩むしのぶさんは小悪魔だ。むしろこの状態を面白がってる。





竈｢…時透くん。いい加減離してもらおうか｣




炭治郎さんがぐっと力を入れて無一郎くんから私を引き剥がし、自分の方へ引いて後ろから抱きしめる形となった。




その様子を偶然見ていた蜜璃ちゃんは目を輝かせてこちらを凝視。伊黒さんは呆れ顔。無一郎くんは不機嫌になってしのぶさんはまだ面白そうに笑っている。




はぁ…。いつになったら練習できるんだろう。




そんなことを呑気に考えていると




竈｢A、ちょっと行こうか｣




私から離れたかと思ったら、そのまま手を握り体育館裏へと連行されてしまった。




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このお話は気が向いた時に更新しています。


仕事が日勤と夜勤で変わるためいつ更新できるかは分かりませんが、できるだけ毎日更新していきたいと思うので、もうしばらくお付き合いください(*^^*)

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