30.衝動的 ページ30
Aを引っ張ってきたはいいけど、これからどうするか何も考えていなかった。
とりあえず手を離し、2人向き合うかたちになる。
頭の上にはてなをいくつも浮かべこちらを見て、俺が喋るのを待っているようだ。
竈「あー、えっと、その、だな」
『特に何も考えていなかったんですよね?』
そう言ってクスッと笑う。
あー、もう、なんだろう、凄くモヤモヤする。
竈「あんまり、時透くんと親しげにしてほしくない」
『どうしてです?無一郎くんはただの後輩ですよ?それに、炭治郎さんからしても、私はただの後輩に過ぎませんよね?』
ただの後輩。
その言葉がなんだか引っかかった。
俺は、この目の前の可憐な女の子をずっと妹として意識していたのだろうか。
それとも、
1人の女性として思っているのだろうか。
考えがまとまらないから、黙ったまま1人悶々としていると
『そろそろ練習に戻りませんか?行きますよ〜』
そう言って帰ろうとするAの背中を見て、体がとっさに動いた。
気づいたら、俺はAを抱きしめて、
『…っ!?』
柔らかい唇にキスを落としていた。
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霊夢たん! - 26話の時loveじゃなくてlikeって書いてましたよ! (2020年11月1日 17時) (レス) id: 836bc9f2ad (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 久遠さん» コメントありがとうございます!ガラスの仮面…うちの母が読んでいるところを見たことしかないので内容は知りませんが、面白いと聞きます。同じような事があったんですか、知らなかったです^^; (2020年10月30日 7時) (レス) id: b4be605b57 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - ガラスの仮面ネタを入れるなんて,作者おそろしい子 (2020年10月30日 0時) (レス) id: 37f7e821a2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ルミナさん» ルミナさんコメントありがとうございます^^ そう言って頂けると更新のしがいがあります!ありがとうございます! (2020年10月29日 23時) (レス) id: 1b8c297c10 (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ - 50票目はいただきだあ!面白いです、頑張ってくださいね(何様やねん) (2020年10月29日 22時) (レス) id: 95f722ce93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2020年10月23日 14時