長男を振り向かせたい【竈門炭治郎】【現パロ】

２８．不機嫌な炭治郎 ページ28

突然現れた無一郎くん。




あ、そっか、このマナー講座って1,2年合同なんだっけ。




選択科目だから受講者が少ないので、今年から合同となったらしい。




なんで選択科目なのに私がこんな退屈な科目を選択したのかって？




履修登録するとき間違えてこれにしたんだよ。本当は別のにしたかったのに(アホ)




男子1｢あ？生意気だな1年のくせに｣




時｢今はあんたと喋ってない。A先輩が嫌がってるのも分かんないのに誘うとか、ナンセンスだよね｣




と、鼻で笑う無一郎くん。




やだ、無一郎くん度胸ありすぎでしょ。相手は上級生なのに。




男子2｢てめぇ…！｣




男子の1人がキレて無一郎くんに殴りかかる。




時｢…おっそ｣




それをひらりとかわすと、男子は勢い余って無一郎くんが腰掛けていた机や椅子に激突。




男子1｢くっそ！覚えておけよ！！｣




怪我をした男子を連れて、どっかへ行ってしまった。




ふぅ。やり過ぎではあるけど、助かった。




時｢先輩。嫌なら嫌ってハッキリ言わないと｣




『んー、名前も顔も知らない人だったからなんか…ね？断わりにくくて』





時｢ぷっ…。同じ学年なのに認識されてないとかあの人たちかわいそー｣




本当に彼は19歳なのだろうか。恐ろしい子()




『まぁやりすぎだけど、助けてくれてありがとう』




時｢そう思うならそろそろ僕とのデート、考えてくれる？｣




『うーん、そうねぇ。バイトが休みの日なら…』




そう言うとパァっと顔が明るくなる無一郎くん。可愛いなぁ相変わらず。




すると、授業の始まりを告げる鐘が鳴る。それを合図に先生が入ってくるのが見えたため、無一郎くんは自分の席へと戻って行った。




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…


放課後









『何故炭治郎さんは不機嫌なんでしょーか』




竈｢さぁな？誰かさんのせいだけどな？｣




何故か炭治郎さんはムスッとしている。いつもと違うことと言えば…




時｢そんな睨まないで下さいよ。僕は一緒の授業終わりにA先輩と一緒に来ただけです｣




無一郎くんと一緒に体育館へ来たこと、かな？

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