若武の視力検査? ページ35
アーヤside
「諸君!我ら探偵チームKZはダンスチームMysteryとして事件を解決するぞ!」
若武はみんなが集まると人気がない場所に行き小さな声で、でも力強く言った。
でも、言っていることの意味がわからなくてみんなポカンとしていた。
「まず、俺は爆弾を2つとも見つけた。それがあれだ。」
若武は後ろにある、シュート&シュートで一番人気のジェットコースターを指差す。
その一番高い場所には2つの爆弾がまとめて設置されているのが見えた。
と言っても、目を凝らさないと見落としてしまうほどの距離。
これを見つけた若武はすごいと思う。
一方のみんなは、この非常事態に驚いているようだった。
「あんなのが爆発したらヤバイぞ。」
「ん。ジェットコースターに乗っている人もだけど、その下にいる人達もタダじゃすまないよね。」
みんなが喋っているのを、若武は中に入って沈める。
「爆弾があるとおおっぴらに言って爆弾魔の耳に届かないとも限らない。そこでMysteryの出番というわけだ。注意をこっちに向けさせ、爆弾に近づけないようにする。」
おお!いい考え!
私が若武の案に賛成していると上杉君が手をあげる。
「それで下にいる人はどうにかなるかもしれん。だがジェットコースターに乗ってる人だっているだろ。」
その問いを待ってましたとばかりに若武は胸を張って説明する。
「安心しろ。既に責任者にメンテナンスという口実で止めてもらってある。」
その一言で上杉君もみんなも納得したみたいだった。
絶対に成功するとは限らないけれど、これが一番成功率が高いもの。
「よし、最初に内容を決めるぞ。曲はどうする?」
一気に平和になったセリフを聞いて私はちょっと苦笑する。
でも、注意を引くということは観客を楽しませないといけない。
頑張らなくちゃ!
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ホワイトノート(プロフ) - みゆゆんさん» ありがとうございます! (2018年11月12日 17時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆゆん - 更新頑張って下さい。 (2018年11月11日 10時) (レス) id: 523776e435 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - あおっちーさん» イメ画、お待たせしました! (2018年10月13日 21時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート - ありがとうございます! (2018年9月16日 8時) (レス) id: 879f49579e (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - ホワイトノートさん» 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月13日 16時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
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