天才転校生たちは知っている高校生編 part2 (ページ17)

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第3ステージ　サバイバルゲームミッションページ17

アーヤside

第3ステージの中は自然がテーマに作られていた。

中には本物の木があったりして本格的。

中に入ってからすぐにみんなと別れちゃったけど、みんな大丈夫かなぁ。

「危ない！」

え！？

私は何も考えずに横に転がった。

ちょうど木の隣に居たから助かった。

私の背後には敵がいて、どうやらナツが警告してくれた見たい。

今はナツが敵と睨み合っている。

敵は私達と同じ様なベストは着ていなかった。

だけど背中に2つバッチがついている。

バッチって何個もついてるんだね。

てっきり1つしか付いてないと思ってた。

そう考えながらバッチに照準を合わせてレーザーを発射！

レーザーは綺麗にバッチの真ん中にヒットした。

やった！命中！

「アーヤ、凄いよ！ありがとう！」

うん、ハラハラしたけどね。

「そうだ。アーヤ、ちょっと来て。」

ナツは私を引っ張って茂みの様なところに連れていった。

その茂みをかき分けてナツは奥へと進んでいく。

そしてその先には、レーザー銃があった！

「わぁ、お手柄だよ！ナツ！」

「でしょ！でもここ、みんなに伝えにくいんだよね。」

確かに。

周りは同じような景色ばっかりだから、実際に連れてこないと伝わらないと思うよ。

『ミッション発動、ミッション発動。』

へ、ミッション！？

聞いてないよ！？

『ミッション1。ステージのどこかに置いてあるレーザー銃を3つ集め、柳の木の根元にある箱の中に今から10分以内に入れること。クリアなら制限時間が＋10分。クリア出来なかったら－10分になります。』

え、これ失敗したらかなり不利なんじゃない？

「これは・・・行くしかないよね？」

「うん。これ、持って行こう！」

そう言って私達が茂みを出ようとしたその時！

敵がいきなりヌッと出てきたんだ。

すかさずナツが仕留めてくれたんだけど・・・もう少し遅かったら確実にやられていたと思う。

「このミッション、敵も聞いてるよね？多分敵も集まってくるよ。」

ええ！どうするの！？

私としては早く行って素早く箱の中に入れるしかないと思うんだけど・・・。

「しょうがない。私が後ろで援護するからアーヤは持って走って。」

わかった。

「行くよ？走って！」