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2人の推理ショー ページ37

NOside

「クソッ!」

男はまだ夕日が差し込んでいる部屋の中で思いっきり椅子を蹴り上げる。

部屋に思いっきり響いた音の余韻が消える前にドアが静かに開く。

「爆弾魔、自首しろ。」

黒というよりもはや漆黒のオーラを醸し出しながら入ってきたのはもちろん、千冬と美空だ。

特に千冬は今にも相手をにらみ殺しそうな勢いで相手を怯ませている。

それでも爆弾魔と呼ばれた人はすぐに鼻で笑った。

「人を犯罪者呼ばわりするんじゃない。それにここは関係者以外立ち入り禁止だ。早く出て行きなさい。」

あくまで優しい声だが、その目は鋭い光を浮かべていた。

「関係あるから来てるんだよ。根山社長。」

美空は1歩前に進み出る。

根山はさらに笑う。

「ならば話は早い。社長である私が自分で作ったものを爆破させるわけないだろう。」

美空は首を横に振る。

「普通はそう考えるけど、今回は違うよ。まず2年前の事件。長谷川星斗がKZによって逮捕された。で、長谷川星斗はあなたの実の息子。苗字が違うのは離婚して親権が母親になったため。」

「確かに星斗は息子だよ。だけどそれは何も関係ない。」

根山がそう言っても美空は無視して続ける。

「次に1年前の事件。千冬の父親、佐々博樹が自首。で、あなたの事になるんだけど根山元信は暴力団の団長なんだよね。」

根山の顔が変わった。

余裕が急になくなって苛立ちを隠し切れていない。

「今から1年とちょっと前にあなたは佐々おじさんに目を付けた。で、おじさんは家族を巻き込んではいけないと思い佐々家は離婚。それからあなたはおじさんに犯罪に手を染めさせた。それを私達によって自首されたものだから私達を狙ってここの招待状を送って来た。」

「・・・爆弾についての動機は?」

美空が答えようとすると千冬が手で静止する。

千冬の出番のようだ。

「KZへの復讐って思ってるだろうけどただの当てつけ。おまえは長谷川星斗を溺愛していた。それをKZによって逮捕されたから逆ギレしたんだな。爆弾があったと知っていたにも関わらずそれを止められなかったとなると世間的な信用も少なからず落ちる。それが狙いだ。ま、言わせてもらうならおまえは異常だ。」

その途端、根山はバッグからポケットナイフを取り出した。

終演→←ヒーロー伝説になるか?



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ホワイトノート(プロフ) - みゆゆんさん» ありがとうございます! (2018年11月12日 17時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆゆん - 更新頑張って下さい。 (2018年11月11日 10時) (レス) id: 523776e435 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - あおっちーさん» イメ画、お待たせしました! (2018年10月13日 21時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート - ありがとうございます! (2018年9月16日 8時) (レス) id: 879f49579e (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - ホワイトノートさん» 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月13日 16時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトノート | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月6日 19時

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