今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:19,730 hit
小｜中｜大
＊＊ 10 ページ10
子供ながらに一生懸命に話す俺と照史には心を開いていって、少しづつ会話が増えた。
けれど、笑った顔を見ることはできなかった。
それからすぐにやってきたシゲと神ちゃんが一生懸命語りかけて、手を差し伸べていて
少し笑う様になった。
そして、愛情に飢えた流星が来て、愛情を知らない望が来て、
それぞれの傷を感じて癒して淳太は笑顔を取り戻していった――――。
出来ればそれは自分の役目でありたかったけれど――――。
淳太が笑っていることがただ嬉しかった。
照史もその思いが強いのだろう。
だから――――――――――――。
「俺はみんながいたから、こうして今笑えてるんや。」
声のした方を振り返ると、淳太が照史を連れて立っていた。
「淳太・・」
「だから、今回もみんなの力を貸してほしいねん。」
そう言ってほら、と照史の背中を押して前に押し出す。
後ろでもじもじしていたが、前にやさしく押し出されると、決意したように話し始めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冬夜 | 作成日時：2019年6月15日 20時
