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その後、文秋の記事は翌号で謝罪文が前面に出され、
盗作を訴えた男は逆に小学生だった照史の絵を盗作したと、美術界を追い出されたらしい。
また、文秋の編集長も行き過ぎた行為があったということで、降格処分になったらしいと聞いた。
穏やかな日々が戻ってきたが、照史は一つだけ気になることを、淳太に聞いた。
「なぁ?叔父さんとはいつ会ったん?なんで来た時、インターフォン鳴らんかったん?」
他の兄弟もあ、それ気になってた!と淳太を見る。
「えっ?いつって子供の頃?あとはネットでのやり取りだけど・・
あとはあれ?最後にいつ会ったっけ??・・・忘れた。
インターフォンが鳴らんかったんは家の鍵を持ってるからやで。」
「「「「「「はぁぁぁぁぁ??!!」」」」」」
「え?だってあの人が一応俺らの後見人?やし、親父の財産管理してるのもあの人やからなぁ。」
マジか・・・兄弟の口があんぐり開いとる。
ほんま淳太君そういうとこあるで。気ぃつけてや!!
照史が改めて、みんなに言う。
「今回は迷惑かけてほんまごめん。みんな助けてくれてありがとう。」
ぺこりと頭を下げる照史にみんなが優しい笑顔で答える。
ほんま、この兄弟に逢えてよかったわ――――――――――――。
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作者名:冬夜 | 作成日時:2019年6月15日 20時