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あの日から淳太が何か言ってくることはない。
他の家族も心配そうな顔をするものの、何か言ってくることはなかった。
照史だけは唯一あの時の場面を見ていたのか、翌日
「淳太君を泣かせるのはたとえ崇裕でも許さん。」
とにらまれたが・・・。
何も言うことができなかった。
――――――――だが、そんな日々もそうそう続くはずがなかった。
深夜のバイト先で過労と寝不足で倒れてしまい、目が覚めた時は病院のベッドの上だった。
とっさに会社に行かなばれると思って起きようとしたのだが、体が重くて動かない。
動かせる頭だけを横に目をやると、淳太が手を握ったまま寝ているのが見えた。
その瞬間、崇裕の目から大粒の涙があふれて止まらない。
「ん・・・あ、崇裕気が付いた?・・・どうしたん!!どこか痛い?」
泣いている崇裕を見てアワアワする淳太。
「・・ごめっ・・・ごめん・・なぁ。ごめんなさい。」
「謝ることなんてない。俺の方こそ気づかんくってごめん。」
「淳太は悪ないやんか・・・俺が・・俺がアホやったんや・・・。」
「何があったんか聞いていい?」
その言葉に俺はすべてを話した―――――。
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yueageha110(プロフ) - かおりさん» 読んで頂き有難うございます。コメントも嬉しいです。 ゆっくりとですがまた更新致しますので、今後ともごひいきに★ (2019年6月5日 22時) (レス) id: 821e6db464 (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 突然コメント失礼します。淳太くんが愛されまくってて、1作目から一気読みしました。めちゃくちゃ面白かったです!次回作も楽しみにしています♪ (2019年6月4日 23時) (レス) id: 1b7517f71e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード設定の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月25日 23時) (レス) id: 754d6c739e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬夜 | 作成日時:2019年5月25日 22時