酔っ払った理鶯 1 ページ7
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さてそろそろ寝ようかな。
そう思い部屋の明かりを消して布団の中へと潜り込む
それからゆっくりと目を閉じればだんだんとウトウトしてきて________
ピンポーン
眠りに落ちようとしていたその時、部屋のインターホンが突然鳴った
ビクリとして目が覚める
___こんな時間に誰....?
時計の針は既に日付を跨いでいるというのに
滅多に鳴らないその音を不審に思いつつも、静かにモニターの前まで行く
するとドアの外には画面に収まりきらないほどの背丈をした見慣れぬ格好の男が1人
....もしかして理鶯さん?
普段の軍服姿ではないが、その男の胸元には確かに理鶯のドッグタグが掛けられていた
少し掠れた声で「理鶯さん?」とドアの向こうに問いかければ「うん、小官だ。開けてくれ」と聞き慣れた低い声が返ってくる
その要望に答えるようにドアを開ければ、比較的ピシリとしたデニムに黒いTシャツ、足元は有名なスポーツブランドの大きなスニーカーと、いつもとはまるで別人のような姿の理鶯が立っていた
普段では全くお目に掛かれないカジュアルな風貌の彼にドキドキとして目を見張るが、気を取り直してこんな時間にどうしたのかと質問する
「左馬刻と銃兎と呑んでいた、今からキャンプ地に戻るのも少し面倒でな。
だからAに会いに来た」
呑んでいた____という言葉を聞いて合点がいく
さっきからどこかフワフワした様子で話すのはそのせいだったのだろう
「そうなんですか、少し酔ってる?」
「いや、酔ってはない。ちょっと気分がいいだけだ」
なんて言うけど、当の本人の足元はどうもおぼつかない
「....そんなフラフラしながら言われても..。
ほら、早く中に入って__」
そう言い彼の腕を両手で引っ張るといきなりグワンと体重が前にかかり危うくバランスを崩しそうになる
「わっ、ちょっ!!!重いよ、理鶯さん!!!!」
191cmもある巨体が小柄なAに圧し掛かりそのまま後ろに押し倒されでもすればたまったもんじゃない
「もう、やっぱり酔っ払ってる!!」
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giku(プロフ) - AliceLilyさん» 次はサマトキサマなのです....りおーさん編で参考にさせて頂きますね!!コメントありがとうございまふ。! (2020年1月22日 10時) (レス) id: e31402caa7 (このIDを非表示/違反報告)
AliceLily(プロフ) - あ.......まふやない.......ますや。誤字りました (2020年1月14日 22時) (レス) id: 875e187db6 (このIDを非表示/違反報告)
AliceLily(プロフ) - 見ました〜!!!良かったですよ!銃兎さんやっべぇの.....次理鶯さんですよね?あの、本気で怒る理鶯さん見て見たいです.......gikuさんのヨコハマ三人はすごい口調とかもあっててほんとに本人みたいですね!尊敬してます!これからも頑張ってください!応援してまふ! (2020年1月14日 22時) (レス) id: 875e187db6 (このIDを非表示/違反報告)
giku(プロフ) - AliceLilyさん» コメントありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。順番的にも次が銃兎なのでもう少し待って頂ければ………!! (2020年1月5日 23時) (レス) id: 7b0eecce50 (このIDを非表示/違反報告)
AliceLily - 初めまして〜!見たけど最高でした!特に私の最推し銃兎さん.......!!!あ、リクエストって募集してましたっけ?してたなら、銃兎さんかいてほしいです。リクエスト募集してなければ無視してください (2020年1月5日 21時) (レス) id: 875e187db6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:giku | 作成日時:2019年10月7日 16時