年下じゃダメですか……？ 2nd

STORY ２−３ ※閲覧注意※ ページ5

嘘をつくことに抵抗が無くなったのはいつからだろう。

宮野さんの腕に抱かれながらそんな事をふと思う。

宮野「佳奈ちゃんっ……ん。」

「みやのさ……んっ。」

熱い口づけ。

熱い抱擁。

紀章さんにはしてもらえなかった。

ずっと私は求めていたのに、

紀章さんにはもらえなかった。

紀章さん、

私じゃだめなんですか？

三次さんじゃなきゃ

だめなんですか？

もういいや。

快楽に溺れてしまえば

後戻りはできない。

溺れてしまえ。

不安なんか消し去るくらいに

溺れてしまえば

楽になれる。

楽に……

なってしまえ………









「みやのさ…もっとっ……もっとしてっ……」



宮野「！………いいよ、もっと気持ちよくしてあげるっ…」

「み…やの…さっ！ああっ…」

宮野「いい声だね、佳奈ちゃん。」

宮野「もっと、もっとなかせてあげるよ。」









宮野「……ほんとごめん！！」

「み、宮野さん！？あ、頭を上げてください！」

鈴木佳奈、ただいま宮野さんに土下座されております。

宮野「俺、調子乗りすぎた…ほんとごめん…」

「い、いや私も拒まなかったから私も同罪です…」

宮野「…じゃあ……今度なにか奢る、それでチャラ、いい？」

「は、はい！」

宮野「ほんと！？ありがとううううう！」

「うわっ！？」

いきなり宮野さんに抱きしめられる

宮野「ほんとにありがとううううう！！」

「宮野さん！？く、苦しいです……」

宮野「わわわっごめん！！」

「…ふふふふっさっきから謝ってばかりですね。」

宮野「ううっ……」

「こうしてみると宮野さんっておっきな犬さんみたいですね！！」

宮野「ええ！？」

「尻尾と耳が見えますよ♪」

宮野「佳奈ちゃんって笑顔でひどい事言うよね…」

「え！？」

宮野「無自覚なのが罪だよ！！」

「え、え！？」

宮野「もういいよ…」

「ええええ何がですか！？」

宮野「佳奈ちゃんは天然ドSだね…」

宮野さんに変なあだ名をつけられてしまった…

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