年下じゃダメですか……？ 2nd

STORY ２ー８ ページ11

谷山サイド

谷山「………。」

佳奈ちゃんと付き合い始めて3年。

凛夏と付き合い始めて…3年。

俺、最低だ。

もうやめよう。

…なんて、何回思ったことか。

でも、やめられなくて。

じゃあ、どちらか選ばないと。

それもできない。

できない自分に腹がたつ。

でも、愛してることに変わりはなくて、

こんなダメな自分を許してくれる2人に甘えて

谷山「ほんと、だめだな俺。」

下野「なにがです？」

谷山「うおっ！びっくりした。…なんだ下野くんか。」

下野「なんだって何ですか！さっきからリハ呼ばれてますよ？」

谷山「まじか。おー、ありがと。今行く。」

下野「…なにか悩み事ですか？」

谷山「ん？いや、全然。」

下野「…そうっすか、ならいいです。」

谷山「おー。」

ヤバイ、ヤバイ。

今は仕事に集中しないと。

スタッフ「谷山さーん、次お願いします！」

谷山「はーい。今行きます。」

とりあえず、話をしないと。

話だ、話をしないと始まらない。

どちらかを傷つけてしまうかもしれない。

…いや、もうすでに傷つけてるか。

さらに傷つけてしまうかもしれないけど、

谷山「…ごめんな。」

許してほしい…なんて思う俺を許してほしい。

弱虫な俺を、許してほしい。

お久しぶりでございます。→←＊続き＊

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