もみ消して冬

35話 ページ38

Aside

ただいま秀作とお兄ちゃんの恋のバトル中です

実は数時間前…

秀作:兄さんに言ってなかった僕も悪かったと思うけどねずいぶん前から彼女の事イイと思っていて

博文:うん俺と知り合う前から好きだったから身を引いてほしいとそういうことか

秀作:うん簡単に言うとそういうことかな

博文:断る！俺は今婚活の真っ最中そこに現れた理想的な女だ

秀作:いゃ…でも兄さんが好きなタイプじゃないとおもうな

頑張れ秀作

博文:結婚相手にタイプも何もいるか？いいかよく聞けよもし彼女が大トロだとしたらお前はそれを見つけただけで俺はそれをカゴに入れたんだそれにお前連絡先も知らないそうじゃないか

知晶:はぁ？そ…そんな奴が身を引けとか言ってんの？

秀作:出来ればの話だよ

博文:お前は本気で俺に勝てると思ってるのか

秀作:((ﾎﾞｿ思ってる

博文:あ？聞こえないんだよﾁｯ

秀作:さすがの僕でも今回だけは本気で怒ってますよ！

知晶:だからなんで今いうんだよそう思ってるならさっき言えよ！

秀作:だって逃げ足が早いもんだから

A:秀作はさお兄ちゃんに勝つ気あるの？

秀作:あ…あるよあるに決まってるじゃん

知晶:こっちに全然伝わっってこないんだけど

秀作:今まで兄さんにはいろんなもの横取りされたけど好きな人まで横取りされたら男じゃないでしょ

A:見てみたいなぁ秀作がお兄ちゃんに勝つところ！

秀作:ほんとにそう思ってるの？

知晶:生まれてから一度も見たことがないからね

秀作:じゃあどんな手を使ってでも勝ってみせるよ

Aその意気だよ！秀作

知晶:兄弟関係が破綻してしまっても？

秀作:もちろん覚悟してる

秀作:事件沙汰になってしまったらその時は弁護をお願いします

お母さん元気ですか？

秀作とお兄ちゃんの骨肉の戦いが始まりました

もう後戻りできないと思います

今年の冬は殺人が起きそうです

〜翌日〜

秀作はというと

相変わらずゆで卵の殻を向いてます

秀作:(-ω・｀)ﾁﾗｯ..

お兄ちゃんの方を見た

小岩井:みらのさん十七時にお見えになるそうです

泰造:分かった

博文:みらのさんってだれ？

泰造:外資系銀行の大トリだ

A:パーティに来てたでしょ？

博文:あぁあの金髪の

A:ごちそうさま

小岩井:お代わりいかがですか

秀作:あー貰うよ

知晶:やっぱり枕カバーの刺繍と取っいてくれる？

楠木:あ…承知いたしました

知晶:首元にあたって寝れないだけで勘違いしないでね気遣いには感謝しとくから

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