《赤司征十郎》 ”奪還ゲーム”...開始

"game"9 ページ11

貴「ぐ、ぐるじいっ....」


高「あ、悪ぃ悪ぃ」


けほけほ咳き込んでじと目でお兄ちゃんをみた。


高「なあなあっ、帝光中どう？」


貴「んー、まあ、良いとこだよ」


高「そっか──・・・」


なぜかしょんぼりする兄さん。


貴「とりあえず、どいてよ。進めない」


お兄ちゃんの横をすりぬけて進むけど、お兄ちゃんがスタスタついてくる...


貴「帝光バスケ部の話はあとでするからっ!!ついてこないでよ!!」


高「ひでーな!お兄ちゃんに暴言吐くもんじゃないぞ!」


あー、もう！このシスコンが...


貴「って、お兄ちゃん、そのカチューシャまた付けてる!!いい加減やめなよ...」


高「Aがせっかくくれたのに付けないわけないだろ!!」


ダメだこいつなんとかしないと。


高「AAーーー�・♪」


貴「うるせーっ」


.


.


.


グイッ


.


貴「ふぇっ!?ちょ、なに!?」


いきなり腕を引かれて驚く。


振り向くと


なんか、お兄ちゃんの顔が強ばっていた...


高「っ、A──・・・これっ!!」


貴「え？これ・・って、・・・!!!」


.


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お兄ちゃんが見たのは、赤司先輩につけられた首筋の、...噛まれたとこ...


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