【文スト】自傷癖少女は取柄のない異能力者【太宰治】

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別に誰も最初から病んでいたわけではない

ただある時からふとしたことで病んでしまっただけだ

誰も自傷なんて、自i殺なんてしたくない

太宰さんは分からないが、私が自傷する理由は

息苦しいからだ

息苦しさから解放とまではいかないが、そうすることで多少の気が軽くなるきがしたから

痛いのかと聞かれるとそうでもない

しているときは痒い感覚だ。

自i殺しようとしない理由は、自i殺すれば、自分が特別だと、自分だけが特別だと思われるという変に妄想しているからだ

でも気づいている、自分が特別だと思いたくないと思っている時点でそう思っているということを。

だからそんな自分に嫌気がさして

自傷に走って


本当に、馬鹿馬鹿しい


でも、馬鹿馬鹿しいって？

それは他人の価値観だ。

自分を客観的に見て、馬鹿馬鹿しく思っている

そんな自分を客観的に見るのはおかしいだろうか


もうこの世のすべての普通がわからない

分かりたくもない

人間なんて本当は、存在しなくてもいいんじゃないだろうか

だって、地球を傷つける汚物のようにしか思えないんだもの


地球というカプセルの中で生きて、内側から傷つけて

そんな人間も、自分で自分を、傷つける

もう何が何だか分からない

でも今は＿＿


太宰「A？帰るよ」


そんなこと、どうでもいいように思う

だって、治がいてくれるから

分からなくても良い気がした

ただ生きていればいいと。


A『…はい！今日、晩御飯治の家で作りますね』

太宰「本当かい！？それは楽しみだ」


貴方がそうやって微笑んでくれるだけでいいから

生きる理由が見つからないのは当然だ

そんなの最初から存在しないから

ならば、自分で作ればいい

好きなアニメの為に生きる、好きな人の為に生きる

なんだっていい

だから私は、彼氏である治の為に生きる


自分を否定しても、自分を肯定してくれる

自分の全てが嫌いでも、自分のすべてを愛してくれる

そんな彼の為に生きる


＿＿＿なんて、辛気臭いだろうか


＿＿＿＿＿
なんだこのシリアス。

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