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そして、密会の日
私は予定通り、密会の場所に来ていた
A『あ、治』
太宰「A、おはよう」
A『おはようございます。マフィアは?』
太宰「もうすぐで来ると思うよ。Aはそのまま動かないで居て」
A『分かりました』
そして数分後、予告通りポートマフィアがきた
太宰「ようこそ首領」
森「四年ぶりだねぇ、私があげた外套まだ使っているかい?」
太宰「勿論・・・焼きました」
これほどまでに緊張した空間は初めてだ
するとマフィア首領、森さんは私に視線を移した
森「A君も、久しぶりだねえ、あげたネックレスは?」
A『抜けた瞬間に壊して海に捨てました』
森「どっちも結構高かったのだけどねぇ」
そう言いながら悲しそうに笑った
それが演技なのかどうかは分からない
福沢「ポートマフィア首領、森鴎外殿」
森「武装探偵社社長、福沢諭吉殿」
互いにそう呼び合ったあと、二人は前へと進む
この二人の間にながれる空気は比じゃない
やがて立ち止まると
福沢「ようやくこの時が来たな」
森「ヨコハマの二大異能組織のトップが、こうして密会していることを知れば、政府上層部は泡を吹くでしょうね」
泡吹くどころじゃなくて、もう慌てていずれ死ぬでしょ。
次々と話が進んでいく
福沢「__今此処で、すべての過去を清算する」
社長がそういった瞬間、黒蜥蜴の銀ちゃんと立原君が動く
だが其れも社長の前では無効
武器を切られ、やがて社長の刀と森さんの手術刃がぶつかりあった
・・・思った事がある、これ私いる?
あの社長だって谷崎君の細雪による立体映像
護衛だって国木田さんと治だけで十分だ
森「・・・立体映像の異能か。楽しい会議でした、続きはいずれ、戦場で」
いつの間にか密会も終盤だ
不思議に思い治に小声で話しかける
A『治、私要らないでしょこの密会』
太宰「森さんが密会にくる条件で、君を連れてきてほしいってあってね」
A『へーえ』
理由は治もさすがに分からないだろう、なら直接聞くしかない
森「_ということで太宰君、A君、幹部と情報員にもどる勧誘話はまだ生きているからね」
太宰「まさか、私をポートマフィアから追い出したのは貴方でしょう」
森「君は自らの意思でやめたのでは?」
太宰「森さんは恐れたのでしょう?私が、首領の座を狙って、貴方の馘首を掻き切るのではと。かつて、貴方が先代にしたように」
この二人は異常だ。
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かき氷 - 話が深いっ!セリフも深いっ!もはやマリアナ海溝だっ!!←何言ってんだこいつ((どうやって思いついたんだろう…もしかして…(ry (2022年11月4日 12時) (レス) @page45 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆっくり気が向いたとき、夢歩さんの作成楽しみに読ませていただきます (2020年4月4日 12時) (レス) id: 8d468bef63 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 白雪さん» レスが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月9日 18時) (レス) id: 197c215e5b (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 夢歩さんの書く夢小説大好きです!!!!応援してい!!!! (2019年2月7日 2時) (レス) id: acff4ac6b0 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 五月雨花火さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2018年7月16日 14時) (レス) id: ef76fae79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Liar/夢歩@12301 | 作成日時:2018年2月14日 0時