【文スト】自傷癖少女は取柄のない異能力者【太宰治】

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挙げられた名前に、私の名がなかった

太宰「あぁ、それはね、君の異能は可能な範囲ならなんでもできる。そして万が一のストッパーである私のとこに入れようとしたんだけど･･･それだと戦力がずば抜けちゃうからね」

そこまで言うと太宰さんは申し訳なさそうに微笑んだ。

確かにその通りだ、私が入ると戦力がずば抜ける。
なら単独でやった方が等しくなる。だけど万が一のストッパーは？

汚濁を使った中也みたいになったら？
その時に太宰さんが居なかったら、私は･･･

太宰「Aが今考えているのは大体察しがつくけど･･･」

乱歩「太宰の考えはこうだ、Aを最終作戦として使うと以前言ったけど、そうなるとヨコハマが焼却しかねない。そこで、Aは社員寮でお留守番」

え･･･待って、其れって

A『私は、今回の戦争には参加しない･･･ということですか？』

太宰「まぁ･･･そういうことになるね」

A『･･･っ。分かりました、社員寮でお留守番しときます』

太宰「ごめんねA･･」

敦「だ、大丈夫ですよ！Aさんの分まで頑張ります！」


それ傷口に塩を塗ってるンだけど敦君。
悪気はないんだろうけど･･･。

まぁ、いいや


A『うん。必ず勝ってね、敦君』

敦「は、はい！」


敦君の勢いが良すぎて思わず笑ってしまった

初期衝動っていうのかな...それがなんとも可愛らしい
私が新人の時もこうだったんだろうなぁ

さて、大人しくお留守番するかぁ

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