【文スト】自傷癖少女は取柄のない異能力者【太宰治】

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A『やっと終った・・・』

ちらっと時計を見るともうお昼だった

いつもなら1時間前に終ってるのにな･･
もうほとんどの人がうずまきにお昼に行ってるし･･

パソコンの電源を落とし、財布と携帯をポケットに入れてうずまきに向かった


inうずまき

店に入ると矢っ張り居た

谷崎「あ、Aちゃん、お疲れ様」

A『ありがとうございます』


谷崎さんが席を空けてくれたので、そこに座りカフェオレを頼んだ


太宰「A、遅かったねぇ」

A『自由奔放な貴方のせいですよ』

太宰「え〜私のせい？」


そこで丁度頼んでいたカフェオレが来た

そして、ナオミちゃんが手を挙げた


ナオミ「前から疑問だったのですけれど、太宰さんとAさんは同い年なのになぜAさんは敬語ですの？」

太宰「ふっふっふ、それはねぇ」

A『私、元内務省異能特務課、坂口安吾さんの部下でしたから』

太宰「安吾の敬語が移っちゃたのだねぇ」

A『そういうことです』


そこで皆の顔を見ると、理解し切れていないようだった

うん、まあ、そりゃそうだろうね
元内務省異能特務課だったとか理解が追いつける方が凄いわ

でもね、皆たぶん驚いてるのそこじゃないと思うのよ


国木田「･･･お前、太宰と同い年だったんだな」

その言葉に大半の人がうなずく

･･･そう、皆私が太宰さんより年下だと思っているのだ

だから私が太宰さんと同い年ということに驚いてる

まあ太宰にさんをつけてるし仕方ないけど･･･


A『でも、私が元内務省異能特務課だからといって、態度は変えないでください』

谷崎「う･･･うん、分かった」

敦「で、でも！なぜやめたのですか？」

A『坂口さんが自分の親友を裏切ったからです』

国木田「そんな理由でか？」

A『美しくない、まあ･･･元々美しい要素なんて無かったですけど』

敦「へ、へー」


おい敦君、なんだその反応
睨みそうになったぞ←
後で太宰さん殴っとこうかな･･･←


賢治「Aさんって美しいものが好きなんですか？」

A『まあ･･･可愛いよりは好きです』

国木田「その曖昧な返答はなんだ･･･」

太宰「Aは基本なんでもいいって感じだよね」

A『だってどうでもいいんですもの』

太宰「昔からそうだよね」


太宰さんは嫌というほど知ってるだろうね

元ポートマフィアで坂口さんの親友である貴方なら･･･

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