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しばらく本を読んでいると星が起き上がった。
「あ、おはよう。もう大丈夫?」
一瞬呆けた顔をしたけど、すぐにっこりと笑った。
「うん、ありがとう。君は…?」
「僕の名前?重雲だよ、よろしくね」
「よろしく重雲。僕は星」
「それでその後に」
「おはよう重雲、旅人にパイモン。何の話?」
「あ、星。おはよう」
重雲に星との話を聞いていると星がやってきた。
「星と出逢った時の話だよ」
「あぁ、あの時の」
「今だと星が陽の気で倒れるなんてあり得ないよな!」
重雲の話を聞いての感想をパイモンが率直に伝える。
「うん。僕はもうほとんどしないね」
「んで、その後どうしたんだ?」
「星が来たからいろいろ省くけど、僕の母が星を心配して1年くらい一緒に住んでたんだ」
その言葉に星は頷く。
「あの時…まあ10歳くらいかな、ひとり暮らししてるって言ったらすごく心配されたな…」
星は旅人に目配せをした。
「そういえば、星と重雲は会う約束でもしてたのか?星がこの時間にいるなんて珍しいし…」
邪魔してたら悪いぞ…とパイモンが呟く。
「いや、僕は今から仕事だよ。たまたま通り掛かったら君たちが話してたから気になって」
「そうか!仕事頑張れよ!」
「うん、ありがとう。君たち、今日は璃月に?」
「そのつもりだぞ!」
「ゆっくり休んでね」
星はそのまま立ち去ろうとした。
「夜は我と魈が守るから安心して眠るといい」
囁かれた声に驚いて旅人が顔を向けると、星はにっこりと笑った。
「おやすみ、旅人とパイモン。それに重雲。いい夢を」
・
このお話には捏造されているものがいくつもありますが、不快に思われてなければ幸いです。
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てら(プロフ) - ページ1の1行目、タルタリ"ア"ではなくタルタリ"ヤ"です…細かいことですみません🙇♀️ (7月2日 21時) (レス) @page1 id: 372b4e8b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっく | 作成日時:2023年3月24日 22時