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通されたのは畳で敷き詰められた大広間だった。おおよそ八十畳、襖や柱には鳥や花などの装飾が施してある
『此方で少しお待ちを、お茶をご用意します。座布団もお持ちしますね。ごゆっくりしてくださいね』
勝田は何処かへ消えてゆく。残された生徒達には疑問があった。
伊達「勝田は何者なのなんだ」
黒田「おかしい、実におかしい」
明智「伊達くんも黒田くん気づいてましたか」
伊達、黒田、明智は何かに気づいたよう
豊臣「んぇ?何のこと?」
上杉「確かに勝田さんには疑問があるけど…」
黒田「竹中、お前は気づいてるんだろ?」
視線はた竹中に集まるが、当の本人は無言を貫いている
竹中「・・・・」
毛利「竹中、何で黙っておるんじゃ」
本多「なんとか言ったらどうなんだよ」
豊臣「何言っとるかまったく分からん」
話についていけてない他の生徒達。頭にクエスチョンマークが並んでいる
明智「・・僕が説明します。1つ目は勝田さんが一人暮らしだという事」
前田「一人暮らし位は高校生なんだから普通だろ?」
伊達「・・・一人暮らしはそれなりに金がかかる、食費、水道代、住居費、その他にもかかる。月で最低でも13万」
伊井「だから何なんだよ」
まだピントきてない伊井
武田「そんなに金がかかるのに、このどでかい屋敷、親は他界、なのに庭師をやっとているときた…」
豊臣「一人暮らしできるのはおかしい!」
武田「あ”ぁ?」
豊臣に話をとられ、思わず唸ってしまう武田
豊臣「別にとってないし」
明智「そうです。それに加えて…」
『皆様、お待たせしました…神妙な面持ちでいかがなさいましたか?』
人数分の和菓子とお茶を持ってきた勝田が登場。慌てて他の話をしだす生徒達
日下部「い、いえ何でもないですわ。そうですわよね?」
織田「ああ、気にするな勝田」
『そうでございますか。皆様、お茶とご一緒にどうぞ』
茶菓子と人数分のお茶を並べていく
小さな三色団子に桜の形を模した練り切りは、春を連想させる
日下部「とても可愛らしいですわ」
上杉「食べるのが勿体ないくらいだ」
全員が席に着き、口にしようとしたとき…
龍造寺「こ、こりゃあ間違いなか。300年続く和菓子ん老舗、氷月堂ん和菓子や。一つ千円は下らん高級菓子。ここで食べらるっとは…おいん人生、一変ん悔いなし。」
龍造寺のすっとんきょうな声が響いた
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サナ - そういえば前卵を割ったら双子さんが二個も出てきたんです!(どうでもいいですよね)すごくこの話面白いです! (2022年12月18日 19時) (レス) @page16 id: 1da0142502 (このIDを非表示/違反報告)
あーゆ - ほんとこのお話好きです!いつも楽しみながら読んでおります。更新、無理せずに頑張ってください(≧∀≦) (2022年9月25日 21時) (レス) @page36 id: 9e0a165efa (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 初めまして!ひっそりとこのお話を読ませてもらっています!花魁というところに惹かれました!秀吉くんと信長くんと竹中くんとの絡みが見たいです!更新頑張ってください! (2022年9月15日 7時) (レス) @page17 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話大好きです!!私も上杉くん推しです!!上杉くんとの絡みもっと読みたいです!!更新頑張って下さい!!楽しみに待ってます!! (2022年9月11日 21時) (レス) @page7 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - はじめましてあんずです、、、推しが同じです!頑張ってください! (2022年9月4日 21時) (レス) @page2 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スメナリ | 作成日時:2022年9月4日 19時