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白ひげから呼ばれたその晩、彼の船室へと赴く。
ｺﾝｺﾝ…
「オヤジ、ギルダーツを連れてきたよい」
「入れ」
中へ入り、医療器具に囲まれた彼の前へと立てる。
「じゃあ2人でゆっくりしてくれよい」
マルコはそのまま部屋を出ていった。
ぞわり。刹那、部屋へと広がる覇者の威嚇。
「……」
流石世界最強と言われるだけあるな……。
踏ん張りじとりと下から睨みあげる。
「……」
「……」
あぁ、失敗した。
この目は俺を試している。そして、俺がこれを難なく受け止める事をわかってやがる……
これは1本取られた。
あちらは話すどころか"事実の確認"をするだけか。
俺が気づいたことを鋭く察した白ひげがニヤリと笑った。
なら俺がやる事は決まっている。
「！…」
負けじと出したのは覇王色の覇気。歴戦の白ひげにはあまり効かないだろうがこれでも五皇なんでな、そこらの者よりは効くだろう。
「くっ、
グララララ!!!!」
ふっと拡散した覇気に、一息つく。
「やっぱりな……小僧、何者だ」
「旅人だと言いたいが………信じないんだろう？」
「まぁな。純粋な旅人なら何も言わねぇさ」
「なら推測はできてるんじゃないか？」
「いや、判断するには徹底的な何かが足りない……
だが、お前ェの実力がただの旅人で通るものとも思ってはねぇがな。
どうだ？と尋ねてくる白ひげ。
「旅人をやるなら争いは避けるもんだ。
争い事は余計な火種を産み、後からめんどうな事になる。それは誰かを巻き込む大きな渦になるかもしれねぇいし、自分が死ぬことになるかもしれない。
そうならない為には旅人がやる事はただ一つ、自分が巻き込まれないような立ち振る舞いを身に付けること。
この海を渡るお前もわかってるはずだぞ」
そこまでわかってるのならそれ以上は詮索して欲しくないんだがな……
「3日間行動を見て思ったが旅人と言うには戦い慣れしている」
「旅してたらそういう輩に絡まれる事くらいある」
「気配の消し方が上手いな」
「まぁ、追われることもあったからな」
「海賊に慣れすぎてねぇか？」
「海賊が怖くて一人で旅なんて出来ないさ」
「それにしちゃぁ、その目の理由がつかねぇな」
「……………………は？目？」
いきなり変わった内容に思わず聞き返す。
「俺にはおめぇが何か大きな物を抱えているようにしか見えねぇ」
どこか遠い所で心臓が跳ねる音が聞こえた
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
