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3日目の朝。
クルーの10人程から喧嘩を売られた。
ざっくり言うと『エースの兄貴だからって調子乗るんじゃねえよ!!』である。
…………理不尽極まりない。
俺のどこが調子を乗っていると言うんだ。
調子乗るどころか3日間ずっと気を張り続けてるんだぞ。敵戦の中一人でいる気持ちがわかるのかお前は……。
それと、こちとら弟の命がかかってんだよ(未来的な意味で)
「エースの兄ちゃん…すまねぇが一勝負といこうか…」
「いいぞお前ら〜！！」
周りははやし立てるだけで、止める気はないらしい。
「……」
……仕方がない、早く終わらせて白ひげと話をしよう。
その瞬間始まりの合図がなった。
「やっちまえーー！！！」
……一気か。仮にも一般人と言う俺1人に一斉にかかってくるクルー達。
まぁ、でも…
俺の得意戦法は"多対人"なんでな──
「……へ、？」
ﾄﾞｻﾘ、ﾄﾞｻﾘ……
───この人数くらい造作もない。
全員に手刀をいれる、または急所に近い所を峰打ちして気絶させると、紐が切れた人間のように倒れていくクルー達。
「………は？………あ、ギルダーツのか、勝ちーーー！！！！！」
審判の声が響く。
ざわり。周りが波を打つように騒ぎ出した。
流石に10人を瞬殺するのは目立つか…
めんどくせぇ…
「腕が立ちますな、ギルダーツ」
「あんたは花剣のビスタ…」
スルリと横に来たのは5番隊の隊長。
「おや、俺の名前を？光栄だな……それよりこれは」
「売られた喧嘩を勝っただけだ」
「ほう、それはまた…」
「そろそろ一般人って言うのはやめといたらどうだい？」
「あ？」
声に振り向けばイゾウが煙管を吹かしながら近づいてきた。その顔は何が面白いのやらニヤニヤとしている。
「あぁ、イゾウか」
「よォビスタ。で、これはギルダーツがやらかしたのかい？」
「人聞きの悪い事を言わないでくれ……」
「なんだい？合ってるだろ？」
「……ﾁｯ」
「イゾウ、客人をからかうのもそれまでにしといてやれ」
「ははっ、悪いね。若いのを見るとからかいたくなるのさ」
カラカラと笑うイゾウをじとりと睨みながら当初の目的を果たすために白ひげのもとへ行く。
「おい、白ひげ」
─────────────────────
作者:これで隊長sideのギルダーツside終わりです(´▽`)ﾉ
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
