68 ページ33
ｶﾞﾁｬﾘ。
「……」
会話の終わりを告げた音、静かになった部屋。
薄暗く、書類の散らばる部屋に、窓から風が吹き込んだ。
「すまない、カク」
これは
”あれ”の原因となりうるティーチを『危険だ』と政府に認識させることで、もし"アイツ”が白ひげから離れた時、監視の目が付くだろう。
何かしようものなら、優秀な海軍様が手をうつであろう。
運が良ければ大将
できなければ俺がやればいい。
一番の目的は、あいつの仲間となりうるインペルダウンの
まぁ、逆に守りをガチガチにされてしまうと、ルフィやバギー含む頂上戦争で活躍してくれる囚人も逃げられなくなってしまうが…
それは俺が手を加えれば問題はないだろう。
「そうなると時間の配分が難しいな……」
頂上戦争のためにあらゆるパターンを考え、シミュレーションしては頭を抱えた。
何千、何万もの人間が1つの場所に集中していては、何が起こっても不思議ではない。
1つ違えば10変わると考えてもいい。
あとは、───
「ｯ、！ゲホッゲホッ！！」
ﾊﾟﾀﾀ……
散らばる書類の上に赤が散った。
口に当てた手にも付く赤。
赤、あか、紅、＿＿＿血の色。
「……やりすぎたか」
別に血を吐くことは俺にとって
。
これでいい、いいんだ。
「ゲホッ、ｺﾞﾎｯ、…」
願うは、エースが救われること。
「ガルダに見つかる前に片付けておかないとな…。
こりゃ怒られる」
それが叶えばいい。
「さて、今日も頑張りますかいな」
それだけが、そのひとつだけが、
───俺の、今世の生きる、意味。
「俺がやらないと、…………ダメなんだよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 362人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
