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長尾side
｢ど、どういうつもりってなにが？｣
キョトンとした顔で僕の方を見てくる。
普段なら可愛いなあで終わるところだけど、今日はそういう訳には行かない。
恭平くんのうなじにキスマークを見つけてしまった。
最近は忙しくて所謂そういうことは全然出来てなかったし、付けた記憶もない。
明らかに虫刺されには見えないし誰かが意図的に付けたものだ。
(一昨日レッスン室で見た時はこんなの無かったし、今日の午前中の収録でも目を離さなかったから...)
ソファの隣に座り声をかける。
「恭平くん、昨日誰と居ましたか？」
｢へ？昨日？...大吾と、正門と飯食ってた。｣
「ふぅん、」
まだ僕がなんで怒っているのか分かってない様子で、恭平くんが不安げにこちらを見つめてくる。
「そこで浮気してたん？」
｢浮気？そんなんする訳ないやん｣
「じゃあ何してたん。」
恭平くんは少し考える素振りをみせて、詰まりながら小さな声で｢相談｣と答える。
「なんの相談？」
｢えっと、それは、えっと、...｣
「僕によう言わん相談なん？
大吾くんと正門くんには言えても僕には言えへんの？」
恭平くんは俯いて黙り込んでしまった。
｢もういい、
恭平くんがそういうつもりなら、僕にだって考えがあります。｣
発した言葉は自分でも驚くぐらい冷たくて、恭平くんがビクリと体をふるわせてこちらを見た。
グイッと恭平くんの上に馬乗りになって距離を詰める。
恭平くんの顔は恐怖でいっぱいと言ったところで瞳が不安げに揺れている。力が上手く入れられないのか体がズルズルと滑っていくから逃げるなとばかりに恭平くんの顔の横に思い切り手をつく。
バンっと大きな音に恭平くんが｢ひっ｣と声を漏らす。
叩きつけた左手を包み込むようにソファの背もたれが深く沈みこんでいる。
恭平くんは目を伏せてカタカタと体を震わせて胸の前で両手を組んでいる。
｢僕の方見てくださいよ...っ、｣
まるで知らない人を拒絶するような恭平くんの態度に嫉妬心が高まる。恭平くんの口を覆うように右手で顔を掴む。
力加減なんて出来ない。
無理やり上を向かせて見ろよと懇願する。
「恭平くんは僕のものやって、言いましたよね、」
「ちゃんと、伝わってなかったのかな」
「今からしっかり、『教育』してあげますね、」
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- 面白いです！！ (2020年2月26日 16時) (
レス) id: cccff3f14e (このIDを非表示/違反報告)
neru - リクエスト失礼します！『独り占めしたい』がすごくお気に入りなので、またドSな長尾君と、天然な恭平君のもう一回嫉妬する話が見たいです！いつでもいいので、更新してくれると嬉しいです！お願いします！！ (2019年9月9日 20時) (レス) id: 78590ad528 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - メンバーにモテモテの長尾くんめっちゃかわいいです (2019年8月13日 10時) (レス) id: 1eb874e4de (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - リクエスト失礼します！丈橋（青緑）、青くんが嫉妬するけれど緑くんが甘えてきて結局は甘々、みたいなお話って可能でしょうか？お風呂上がりの緑くんの髪を青くんが乾かす、というのも入れて頂けたら嬉しいです。良かったらで大丈夫です。更新頑張ってさい！ (2019年8月12日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - みちながで、ツンデレ道枝くんが体調が悪くて長尾君が看病していると、はじめ道枝くんはツンツンしていたけど熱が上がるにつれてしんどくなってしまい長尾くんに甘えるお話を書いてほしいです。 (2019年8月8日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：住吉 | 作成日時：2019年2月6日 10時
