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それでもふとさっきのことを思い出して、意地悪を言ってみる。
「きょ、きょーへいは僕のことなんて興味無いんやろっ」
自分でも天邪鬼だと思う。
恭平「ちゃうよ、いつでも駿佑のこと考えてる。」
抱き締める力がまた強くなって、首に鼻をぐりぐりと押し付けられる。
恭平「ご飯食べてる時も、駿佑と来たいなとか、
ゲームしてても、駿佑と一緒にやりたいなとか、
駿佑と同い年やったら、同じクラスになれたかもとか、
この服、駿佑に似合うやろなとか...」
「ちょちょちょちょ!!」
あんまりにも恥ずかしくてストップをかける。
「まって!」
恭平「またへん。
駿佑が、すぐムキになったり、
すぐに照れたり、
振りとか一生懸命したりしてるん見てたら、
ああ、めっちゃ可愛いなって思って、
駿佑と付き合ってて良かったなってめっちゃ思う。」
恥ずかしさに耐えられなくて、どうにかにしてこの気持ちを逃がせないかと恭平に強く抱きつき、胸に顔を押し付ける。
恭平「ごめんな...
放ったらかしにして。
お願いやから、機嫌直して?
今日は駿佑とやりたいこといっぱいあってん。」
急にしゅんとして謝って来てなんだか面白くて笑ってしまう。
「ふへへへへ」
恭平「なにわらっとん」
「だって恭平、さっきまで狼みたいやったのに、
今は子犬みたいになってる!」
恭平「ええ〜、カッコつかんやん。
こんなに顔はかっこいいのに〜」
「そのカッコいい顔見せてや」
そう言ってねだると渋々と言うような感じで腕の拘束を緩める。
顔を上げて見た恭平の耳が少し赤くて、なんだか仕返ししてやった気分になる。
恭平「満足?」
「まだまだ、足りへんよ!
でもまあ、今回は、
恭平のその耳に免じて許すわ」
「ええ?耳ぃ?」と不思議がる恭平にチョップをかまし、
「ほら!やりたいことあるんやろ!はよしよ!」
恭平「えぇ〜なんやろ、しゃーないなぁ」
恭平がゆっくりと起き上がる。
「そやなあ、はじめは、一緒に料理しよ!」
お腹空いた!と言えば、せやなあ、おれもと答えてくれる。
幸せな休日は、まだ、
始まったばかり!!
end
『独り占めしたい』長尾×恭平→←『いじわるしないで』恭平×道枝
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- 面白いです!! (2020年2月26日 16時) (レス) id: cccff3f14e (このIDを非表示/違反報告)
neru - リクエスト失礼します!『独り占めしたい』がすごくお気に入りなので、またドSな長尾君と、天然な恭平君のもう一回嫉妬する話が見たいです!いつでもいいので、更新してくれると嬉しいです!お願いします!! (2019年9月9日 20時) (レス) id: 78590ad528 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - メンバーにモテモテの長尾くんめっちゃかわいいです (2019年8月13日 10時) (レス) id: 1eb874e4de (このIDを非表示/違反報告)
樹れれ* - リクエスト失礼します!丈橋(青緑)、青くんが嫉妬するけれど緑くんが甘えてきて結局は甘々、みたいなお話って可能でしょうか?お風呂上がりの緑くんの髪を青くんが乾かす、というのも入れて頂けたら嬉しいです。良かったらで大丈夫です。更新頑張ってさい! (2019年8月12日 0時) (レス) id: d9fa3e456d (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - みちながで、ツンデレ道枝くんが体調が悪くて長尾君が看病していると、はじめ道枝くんはツンツンしていたけど熱が上がるにつれてしんどくなってしまい長尾くんに甘えるお話を書いてほしいです。 (2019年8月8日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:住吉 | 作成日時:2019年2月6日 10時