関西のあの子

『すきですきで』きょへりゅちぇ ページ18

(大西畑Love様リクエスト)

流星side


今日は恭平と１週間ぶりのデート。
2人でショッピングモールに行くことになっている。


待ち合わせ場所に着くと、そこには既に恭平がいて、でもその横には女の子が2人。



話しかけづらくて少し戸惑っていると、




恭平｢流星くん！こっちこっち！｣




と手を降ってくれた。


恭平が女の子に一言二言言ってから僕の方に走ってきた。


恭平｢流星くん！おはようございます！｣


「おはよう、あの子達は大丈夫やったん？」



キラキラした笑顔で｢うん！大丈夫！全然知らん子やから！｣ってそれナンパやん...



「そ、そっか、」



恭平｢どうしたん？｣




いや、なんでもないよと伝え、



「はよお店入ろ！いろいろ見たいし！」



明るく振る舞うと、恭平もそっすねと返して一緒に歩き出す。



すると、｢ん｣という声と共に手を出される。




「どうしたん？」




恭平｢どうしたん？じゃなくて、ほらっ｣




恭平が僕の手を取って繋いでくる。



そしてその手を見せながら、



恭平｢はぐれないよーに！｣




なんて言われたら、僕の乙女心がキュンキュンしちゃって、張り裂けそう...！




恭平｢じゃ、いきましょー！！｣



恭平がルンルンと音がつきそうなご機嫌で歩き出す。





自然と車道側を歩いてくれていることにもキュンとしたのは、僕だけの秘密。

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