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滲む赤 1 ページ23

突然隣人はやって来た。


メッセージを送ってたらいきなりだ。


私はというと、自分がかっこ悪すぎて、ジュホン君を傷つけてしまった事実に自分が情けなくて泣いてしまった。



こんな私を好きだというジュホン君に。

なんて事をしたんだってそんな感情。


私の手を使って自らの頬を叩かせたとき、弱弱しい音と反して思いっきりジュホン君は自分の胸が痛かっただろう。






『一人だよぉ、ははは』


隣人はいつものように呑気に笑うんだ。



「私、サイテーかもしんないです」


『どうしてぇ?』



隣人はパタンと私の部屋のドアを閉めて中に入ってきた。



「いや、サイテーなんです。だから私みたいなやつは所詮セ フレとかソフレとかそういう間柄の関係しか築けないってことですよね」


『何の話ぃ?』



ソフレだとか言った隣人は全く関係ない、みいたいな素振りしている。


「今日だって、今ここにいるのどうせソフレだからとかって理由で来たんでしょ??いいですよ、今超寂しいし、だれかに抱きしめてもらえないとマジで眠れないかと...」


勢いでペラペラと早口で話してたんだ。
隣人と目も合わせずただ、八つ当たりするかのように・





『そう』


ぼそっと一言聞こえた瞬間だ。

ふわっと視界が暗くなる。
背中に巻き付く腕の感触。
後頭部にぽんっと乗せられた大きな手のひら。
鼻につく隣人の部屋の香り。



「..え...」


『そういうつもりで来たワケじゃないよ』


ぼそぼそと少し舌ったらずな隣人の口調。
くぐもった声なのに、いつもとなんとなく違うのを察する。



「じゃあ...どういうつもりで...」


そう問いかけると明るくなる視界にマスクもメガネもない隣人の真剣な表情が入る。



『こういうのヤキモチって言うのかもしんないね』


少しだけいつものようにへらっと笑ったかと思えばそのまま柔らかい唇が私の唇を塞いだ。




優しくて、包むようなキス。


足先まで一瞬にして走った緊張は隣人の唇の角度がゆっくりと変わる瞬間解けて、隣人の腕が私の体を包むころには私も隣人の背中に手を回していた。

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このみ - すごく面白かったです!最近モンエクペンになったのですが、もっと好きになりました!更新お疲れさまでした!これからも頑張ってください!! (2017年11月12日 11時) (レス) id: 0ab0aad734 (このIDを非表示/違反報告)
おん - 感動をありがとうございましたすっごく面白かったです (2017年9月25日 9時) (レス) id: 7121d0579b (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごく良かったです(泣)すこし自分と重なる部分あったので、共感しぱなしです!!また、違う作品楽しみにしてます(σ≧▽≦)σ (2017年9月23日 11時) (レス) id: 000918fc8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - あおんさん» こんばんは!モンエク好きになりはじめたばかりだなんて!嬉しいです!モンエク是非もっと好きになってください( ; ; )私なんか好きになりすぎて妄想ヲタクになっちゃいましたから!(笑) (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - めばえさん» こんばんは!嬉しいコメントありがとうございます!blue moon自体お店の名前が思いつかなくてもねくの曲から選んだんですが、結果マッチしていてよかったです☆あと、お褒めの言葉勿体無いことばかりで( ; ; )ありがとうございます! (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうな | 作成日時:2017年7月1日 0時

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