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内線で会議室まで呼び出しくらって、重い足取りで向かえば、課長がそこで待っていた。
『珍しいな、こんなミスするなんて』
「すいません」
添付したデータの間違い。
営業成績がいいはずのところが悪いようなデータになっていて、関係者には後日正式な資料を送ることで解決したらしいが、課長は静かに私を叱っている。
『まぁ普段ノーミスだからこそすごく気になってるんだよ。何かあったのか、最近』
「いいえ、何もないです。私が仕事に集中できてないだけなのかもしれません」
今まで恋して、好きな人できて、彼氏ができて、それでミスることなんてなかったからこそ。
昔から真面目にちゃんと仕事はこなしてきたから今のポジションをもらったようなモンだし。
何で隣人がバツイチだからってこんなに落ち込んで仕事もミスってるのか自分でもバカみたいだなって思えてくる。
ずっとすっきりしないのだ。
何かがひっかかってとれなくて、そのせいで前に進めない、みたいな。
どこかでは好きって思ってるのかもしれなくて、でもよくネットでも書かれてるじゃない？バツイチ男についてのあれこれ。
結婚願望がない、とかモテるとか。
女の子のいい時期を狙ってるとか。
隣人もそうなのかな、なんて思ってしまう。
そうなら結局私は今までと変わらないように、単純にイケメンの事好きになって遊ばれて傷つくんだって目に見えてわかる。
けど、なんでこうも踏ん切りがつかないんだろうって思って考え込んでいたし、隣人に出くわさないことに関してもそのスパイラルは続く一方だった。
『ひとまず、次からは気を付けて...明日は有給消化日だったか？』
「あ、はい。そうです」
『グループのやつらにはちゃんと指示はしてるのか？』
「大丈夫です」
『なら、ちゃんと休んで次からよろしく頼むぞ』
「はい、すいませんでした」
深々とお辞儀をして会議室を出た。
ダメだなぁ私。
何を考えてんだろう。
そうだ...今日はジュヨンさんのお店に久しぶりに顔だそうかな。
最近行ってなかったし、ジュヨンさんの作るモヒートが飲みたかった。
隣人がモヒートが好きな理由。
魔法をかけるっていう意味だから...
そうかもしれない。
私も少し嫌なこと忘れたいな。
時計を見ると夜19時。
オフィスに戻って準備をする。
さっきまでいたジュホン君はもう退勤していていなかった。
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ゆうな(プロフ) - りんすさん» コメントありがとうございます。モヒート夏は特に美味しいと思います！そう言ってもらえてうれしいです☆ありがとうございます^^ (2017年6月19日 12時) (
レス) id: e46b48b223 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - まなはさん» お返事遅くなりました！ありがとうございます（涙）ちょっと前みたいに細かく更新できないんですが、読んでくださるとありがたいです！ (2017年6月19日 12時) (レス) id: e46b48b223 (このIDを非表示/違反報告)
りんす(プロフ) - これ読んだらモヒート飲み物自体にもハマってしまいました！飲み会のたびにモヒート呑んでます！モヒートヒョンウォン最強です！ありがとうございます！！ (2017年6月17日 0時) (レス) id: 6db9b5f2be (このIDを非表示/違反報告)
まなな - 1個目のコメ名前間違えました（汗）まななです！ (2017年5月1日 0時) (レス) id: 7202c62fab (このIDを非表示/違反報告)
まなは - お久しぶりです！Butler＆Ladyに続きいい作品ですね！！ほんとやばいです！続き待ってます！！ (2017年4月30日 23時) (レス) id: 7202c62fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな
| 作成日時：2017年3月11日 1時
