ランチ 1 ページ11
昼間に男性とどこかへ行くだなんてずいぶん久しぶりだ。
引っ越す前の男なんて基本夜しか会っていなかったし。
ゆるいカットソーにスキニーを合わせて足元はスニーカー。
まだ寒いからライトダウンのジャケットを着て化粧もマトモにして...でも休みだから少し薄めにして、準備が完了した。
二日酔いを心配してくれたジュホン君のキャベジンは使うことなく冷蔵庫にしまって一緒に入れてあったお菓子は今度の外回りに持ち歩こうと思って仕事用のカバンにしまった
”ピンポーン”
ドアチャイムが鳴り響く。
時間的にきっと隣人だろう。
「はぁーい」
がちゃっとドアを開けると天気のよさとは真逆な冷たい空気がすうっと部屋に入ってくる。
それと同時に隣人の部屋の香りがふわりと漂う。
『お待たせぇ』
ぼさぼさだった寝ぐせもきれいに整えられて眼鏡をかけて白いシャツを着てその上から長いコートを羽織っている。
細身の黒いパンツもさらにスタイルの良さをひきたてていてさっきまでのだらしない恰好とは正反対のに一瞬言葉を失いそうになった。
「...」
『どうしたの？二日酔い？』
少し背をまげて覗き込むその表情にビクっとして少し後ずさりしてしまった。
「だっ...大丈夫です...」
何とか玄関マットを踏んでスニーカーを取り出し足を入れた。
隣人とは身長差がある。スニーカーなんて履けば見上げればいけないほど。
バタンとドアを閉めて鍵をかけた。
『お腹すいたねぇー』
「そ..そうですね...」
狭いマンションの通路は隣人の横に立てば肩がぶつかりそうなほど。
少しだけ後ろに下がって隣人の後を歩いた。
『何食べる？』
「何でもいいですよ」
エレベーターのボタンを押す隣人。
細くて長い指。
『何でもいいが一番困る(笑)』
「好き嫌いないです」
『そう』
チラっと顔を見ると穏やかな表情を浮かべてエレベーターを待っている。
エレベーターが到着して乗り込むとさらに隣人の香りに包まれる。
「あー洗濯機まわしてないや...」
ぽつりと心の声が漏れてしまった。
『ふふ、それわざと俺に言ってるの？』
「ち...///違います！いつも休みの日最初にすることだったから...」
『そうなんだ、じゃあ帰ったら手伝うよ？(笑)』
にやにやしながら私を見る隣人と目が合うとあの日の事を思い出してまた恥ずかしくなった。
”ミントグリーンのお姉さん”
そう私を呼んでいた彼は今や
『Aちゃん』
だ。
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ゆうな(プロフ) - りんすさん» コメントありがとうございます。モヒート夏は特に美味しいと思います！そう言ってもらえてうれしいです☆ありがとうございます^^ (2017年6月19日 12時) (
レス) id: e46b48b223 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - まなはさん» お返事遅くなりました！ありがとうございます（涙）ちょっと前みたいに細かく更新できないんですが、読んでくださるとありがたいです！ (2017年6月19日 12時) (レス) id: e46b48b223 (このIDを非表示/違反報告)
りんす(プロフ) - これ読んだらモヒート飲み物自体にもハマってしまいました！飲み会のたびにモヒート呑んでます！モヒートヒョンウォン最強です！ありがとうございます！！ (2017年6月17日 0時) (レス) id: 6db9b5f2be (このIDを非表示/違反報告)
まなな - 1個目のコメ名前間違えました（汗）まななです！ (2017年5月1日 0時) (レス) id: 7202c62fab (このIDを非表示/違反報告)
まなは - お久しぶりです！Butler＆Ladyに続きいい作品ですね！！ほんとやばいです！続き待ってます！！ (2017年4月30日 23時) (レス) id: 7202c62fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな
| 作成日時：2017年3月11日 1時
