君とは違う【skt】

24.比較対象 ページ25

坂田side


テストから1週間経った朝のこと

『おい悠』

さ「ん？おはよ、どうしたん？」

『あ、おはよう。いやテストの結果貼りだされてるんだけど……』

さ「もうか……」

『すっげえこわいから一緒に見てくれ』

正直俺も怖いので、誰かとなら心強い。さらにAとなら一層

『今のご時世公開処刑する必要ないだろ、狂ってるわ』

さ「分かる」

2人で恐怖をさらけ出しながら、順位が貼りだされてる紙の前へ。多くの人がいるが何とか見ようとするがなかなか視界にいれることができない

『これどっちかだけ突撃して2人分見てこようぜ』

さ「よし、どっち行く？」

『お前』

さ「あ、はい」

人使い荒すぎ。それに従う方もだけどさ……ドMって言ったやつちょっと出てこい

えーと学年は200人で下からのほうが早いよな……


さ「っはあ〜、大変だったあ」

『おかえり、ありがとな。で、どうだった?』

さ「えっとなまず俺が136位」

『え、すげえ……』

さ「で、お前が」

『お、おう』


さ「140位」

『マジで!?い、今までで一番高い……』

まじか、これでか。逆に俺低くて泣きそうなんやけど

そ「おー成績貼り出されてるねー」

『あ、一ノ瀬！なあ俺の成績見t……あ、クソチビもいるのか』

う「死んじまえ。あ、坂田。よくこいつの相手するよな」

そ「出会い頭に喧嘩すんな」

さ「いやまあ、仲良くなると楽しいで？」

そういうと、俺をギロリと睨むうらさん

う「そういやお前何位だったの？」

『140ですが何か？』

う「うわ低っ」

『自分の身長の話？よくわかっていらっしゃるようで何よりです』

う「テメェいい加減にしろよ」

さ「はいやめる！もう煽り合いなんかするなや」

そ「こいつ頑張ったんだよ、褒めてやれよ。てかあれで140？お前すげえな」

『だろー？ほんとありがとう一ノ瀬』




『そういやお前何位？』

そ「え？1位」

『……おい、チビ貴様は』

う「12位。あ、まふが6位で莉子ちゃんは4位だって」

『お前ら3人の順位とかどうでもいい』

う「じゃあなぜ俺のを聞いた」

『いや、俺より低いかなーって』

う「バカにすんな」

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