君とは違う【skt】

1.変化 ページ2

坂田side



長かった夏休みが終わり、今日から2学期

もちろん宿題は終わってない、終わるわけがない、俺あほやもん

ま「おはよ、さかたん」

さ「おはよーまふ」

ま「宿題終わった？」

さ「終わった、というより＼(^o^)／ｵﾜﾀ」

ま「……聞いた僕がバカだったよ」


ま「そういや今日転校生くるみたいだよ？」

さ「おーまじ？かわいい子だとええな〜」

転校生は友達が増えるだけでなく、教室の雰囲気が変わることもあるので今から楽しみだ

ま「あ、ホームルーム始まる」


担任「日直、号令」

さ「あ、俺か。きりーつ、れい。ちゃくせーき」

ま「気ぃ抜けてんなあ」

担任「久しぶりだな、今日朝起きるの辛かった奴正直に手を挙げろ」

さ「はい！……って俺だけ!?」

ま「普通は手挙げないからね」

担任「まあ茶番はここまでにして……」

茶番って言うな！扱いひどすぎやろ

担任「みんなももう知ってる通り、今日から転校生が来る」

「イエーーーーイ!!」

教室内が一気に盛り上がる

「女？男？」

「頭良いですか！」

「趣味は？」

担任「はいはい、それは本人に聞け。連れてくるから」

そういうと担任は廊下に出て行った

さ「まふはどんな奴だと思う?」

ま「願望はコ〇アちゃん」

聞かなかったことにしよう

[ガラッ]

ドアが開いて、先生と1人の女の子が入ってくる

長い黒髪で、横顔しか見えないが結構可愛い

ふわっとした雰囲気があるが、その中にきりっとした部分も見えるのもかわいらしい

その子は教壇に立つと自分の名前を言った



莉子「つ、月代莉子です。よろしくお願いします！」

そういって綺麗なお辞儀をした



担任「というわけで、今日からよろしく頼む。じゃあ席は……坂田の隣でいっか」

さ「なんで？」

担任「日直だから」

指示されると、月代さんは俺の隣に座った

莉子「ええと坂田君だっけ？これからよろしくね」

さ「おう！何でも聞いてな」

担任「じゃ、今日のホームルームはここまで」

そう言うと、担任は教室から出て行った

そのあとは恒例通り、月代さんにみんな質問をしに来た

俺はそっと席を離れる。別に隣の席やし、いつでも質問できるやろ

1時間目は体育。暇だったのでみんなより一足早く体操着に着替えて体育館に向かった

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