連れてこられたのは青い監獄でした【ブルーロック】 (ページ2)

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全ての始まりページ2

中学の大会で、足を骨折したのを言い訳にサッカーを辞めた俺は高校で毎日のようにサッカー部から勧誘が来る

もう出来ないと言う訳では無い

あの感覚が怖いだけ

あの瞬間がただただ怖い

サッカーを避けていたんだ

だけど、見ているとやりたくなってしまう

部屋にあるガキの頃の写真や、サッカーボール、優勝トロフィー、大会の盾、賞状

サッカーをしていた頃のものは埃を被って残っている

そう、この写真も…………

練習で泥まみれになった小1の俺と照英の写真

その写真を眺めていると

大きな音を立ててドアが開いた

照英だ

手には茶封筒を2枚
宛名は照英と俺だ

首を傾げていると

無言で腕を掴まれた

数時間後、少し変わった建物に連れてこられた

中は人で埋め尽くされていた

いきなり変なことを言い出す人、何を言っているのか分からなかった

サッカーのことを言っていることだけ分かった

話が終わったと思えば、

連れてこられた人？が怒っているみたいだ

完全に話が終わると、みんな一斉に走り出した

俺は照英に腕を引っ張られて強制的に連れ込まれた

部屋に着いたら着替えるって忙しい…

着替え終わると、モニターにさっき話してた人が写ってた

サッカーで鬼ごっこだって、よくわかんないけど

めんどくさそう

当れば脱落ってことは

当たったら帰れるって事だよな

あ、始まった

ボールを取りに行けば帰れる
なら、取りに行くよな

ボールを強奪し、そのまま座る

馬「おい、お前がサッカーやると思って連れてきたんだ。
帰ろうとすんな」

「俺サッカーやりたいなんて言ってない、めんどくさいから帰りたいんだけど」

モブ「もしかして君、話聞いてなかったの？」

「サッカーは辞めたんだ、だから帰りたい」

モブ「ここはブルーロック、世界一のストライカーを育てる場所だ」

「世界一のストライカーなんて興味無いね」

モブ「なら帰ればいい
色んなヤツらが戦って手にしたものを、君は戦わずに手放すのか？
ダサいな」

こいつ、めんどくさい
しかも嫌なところを突いてきやがる

「なら、お前のこと今すぐ蹴落としてやるよ」

馬「帰らねぇなら、絶対残れ」

王の命令なら逆らえないだろ

俺は挑発してきたモブにサッカーボールを蹴り飛ばす

残り1秒

勝ったな