バイト ページ8
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今日は昨日とは打って変わって
天気がいい。
そのせいかお客さんも多くて
「今日は忙しいね」
カフェの店長、高木店長が
お客さんを見ながら声をかけてきた
高木書店 は そんなに大きくはなくて
かといって、ちっさくもない
カフェは本を読んでる人が多くて
わりと静かなことが多い
「 今日は天気もいいですしね 」
コーヒー豆の補充をしながら
店長に返事すると同時に翔太先輩が入ってきた。
あ、もう８時か…
忙しかったせいか
時間が経つのが早い気がする
「忙しそうだね？」
「はい、そろそろピークの時間ですね…」
大学が近いこの高木書店は
部活をしてる学生が
部活終わりによっていくことも多いみたい
「 すいません、カフェラテ１つ」
「アイスとホットどちらにしますか？」
そう言ってお客さんに
笑顔を振りまく翔太先輩は
やっぱりかっこいい。
翔太先輩を見習って
わたしもお客さんに対応した
ようやく落ち着いてきた22時ごろ
わたしは23時上がりだから
あと1時間。
この、高木書店は
24時までやってて
翔太先輩は
営業後の在庫管理や搬入で
深夜の2時上がりが多くて
たまに、
わたしと一緒にあがることもある
「腹減った〜」
「今日も2時上がりですか？」
お腹を抑えながら
翔太先輩が小声で嘆いた
「今日はAとおなじ」
言って嬉しそうにニヤッと笑った
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作者名：べに | 作成日時：2016年12月22日 20時
