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時計が深夜の2時を指した頃に軽くノックして私ははじめの部屋に入る。
「Aか、どうした？」
全然寝てないのに他のメンバーよりも優しげに話しかけてくれるはじめはきっと根は優しいのだろう。
『遅くにごめんね。これ今日の取引の概要をまとめておいたから渡しにきたの。』
「あぁ、ありがとな。」
はじめに書類を渡して、『これあげる』とコーヒーも渡す。「サンキュ」と軽く感謝された。
『ねぇ、申し訳ないんだけど1時間後に起こしてくれない？』
「ん、わかった。」
『いつもありがとう。』
そう言って私は自室に戻り、1人で寝るには広すぎるベッドに深く沈んだ。
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作者名：ユナ | 作成日時：2022年8月31日 3時
