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愛を告げる時 ページ31

鶴丸side







「______主へ

 ………いや、Aちゃんへ。と言った方がいいか?

 ともかく、俺はきみに伝えたいことがある。



 俺は、きみのことが大好きだぜ!!いや、愛している!!





 きっと、俺がたくさんの言葉を知っているようなやつだったらこの想いも、

 もっと素敵に言えただろう。



 だが、

 何千、何百年と抱いただろうこの想いは紛れもない真実だ。

 何度でも言う。




 愛してるぜ!!
  _____________________________鶴丸国永」









………………………………………………………………………………………







「………」



「………鶴さん?」





光坊が俺の顔を覗き込んでくる。

だが、俺は今の顔を見せることはできない。






だって、









「………なんて、拙いんだろうな。こんなことならいつでも(あの子)に言えただろうに」





今の俺の顔は、あまりにも歪みすぎていた。









光坊は、慰めるでもなく、静かに俺を見ていた。









空は、どこまでも青かった。









________________________________









______しばらくして、俺たちはその場を離れた。





出ると、知ってか知らずか

そこには伽羅坊がいた。









「光忠、鶴丸はここにいたんだな」

「………あれ、伽羅ちゃんよくここ分かったね!?」

「なんとなくだ」





伽羅坊はそう言って俺たちに背を向けた。





そのいつもと変わらない態度が今は何故か嬉しくて、








思わず笑みが溢れた。









すると、



♩〜♪♫〜♩〜





光坊のすまほが鳴り出した。









『榊田です。光忠さん、鶴丸さんは見つかりましたか!?』



沙織さんの声が、光坊のすまほから聞こえた。








光坊は、





「鶴さんはいたよ。今、僕と伽羅ちゃんの3人でいるんだ」









優しい顔でそう言った。





____________________________________

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燭「赤いリップだよ。格好良く決めたいよね!」


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笑羽 - 梅歌さん» コメントありがとうございます!!ログインできました(*^_^*)更新頑張りますよ〜 (2020年5月8日 15時) (レス) id: 0e96abb413 (このIDを非表示/違反報告)
梅歌(プロフ) - こんにちはっ!これはあの曲ですな(名前出さないけど)!ログインできました?更新頑張ってください( ˙-˙ )! (2020年5月8日 13時) (レス) id: 5c54cadbe6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:笑羽 | 作成日時:2020年2月16日 18時

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