検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:34,296 hit

第25話 ページ31

「11区支部への襲撃……それと、リゼ確保だ。」



「リゼ……か。」

そう、兄貴が呟いた。

金木くん……これは、言わない方が良いのかな。


でも……


「リゼ確保に着いては、霧嶋とヤモリとニコ…部下に行かせてもいい。11区支部襲撃は瓶兄弟とノロ、俺が行く。」

「「「はい」」」



「其れと、A。」

タタラさんが、こっちを見て言ってきた。

「はい……?」

「どっちに着くかは、お前に任せる。」



「ぇ……あ、はい。えっと…リゼ確保の事なんですが。リゼ本人じゃなくても、いいんですよね?」

「…まぁ、な。」

「どういう事だよ、A。」


今度は、アヤトが言ってくる。やっぱ、不機嫌…!




「臓器移植されたって言う人……リゼ持ちの事です…リゼの匂いがすると思うんで、わかると思います。」



なんか、この人たちの前で言うのって物凄く緊張する。


威圧感みたいなの、半端ない。



「……という事だ。今日は、瓶兄弟に食料調達に行ってもらう。リゼ確保の捜査と11区支部襲撃は、明後日から…以上だ、解散。」

「「「はい」」」


タッタッタッタッ

「はい!Aちゃん、朝ごはん!お腹空いたでしょ?」

「ん?あ、ありがとうエトちゃん。ごめんね、わざわざ。」



エトちゃんが、パンと水をくれた。

「じゃぁ、今日は頑張ってね!瓶兄弟の、食料調達手伝うんでしょ?」

「え、なんで知って……「フフ!昨日聞いちゃったんだ!見張りも、頑張ってねさむからさ。はい!」


はい!と言って渡されたのは、エトちゃんとお揃いの赤紫色のマント。

ケモミミっぽいのがついたやつ。


「ありがとう!じゃぁ着るねこれ…大事にするよ!」

「フフフ!いーえ…じゃ、頑張って!」

第26話→←第24話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
85人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆゆゆごるぱ x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年12月30日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。