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ザオボー「はあ、にわかには信じ難い話ですけどねえ」
ヨウ「ところがどっこい真実さ」
ザオボー「今どき美少女戦士(男の娘)ってどうなんですか」
ヨウ「はやるかなぁ？」
ザオボー「はやらんわ」
ヨウ「ひっどい！ 絶対流行るって！ 美少女戦士キュアグラジオ君！！」ﾊﾞﾝｯ
グラジオ「机を叩くな。 傷む」
ヨウ「きちんと調べてくれたんでしょ、どうだった？」
ザオボー「えー」
ザオボー「……あなた方の証言をまずまとめますよ」
ザオボー「あなた方は、福引で当てたカロス地方旅行に行き、そこで新種のウルトラビースト・感染『マギアミック』と戦闘を行い、勝利した」
ザオボー「プリキュアに、変身して……」
グラジオ「……」ﾌﾟｲｯ
ザオボー「しかし実際にはあなた達がカロスに行ったなんていう記録は無く、調査員を派遣し現地で聞き込みを行いましたが」
ザオボー「プリキュアが現れるなんていう非日常があったにもかかわらず、そんな事実は確認できませんでした」
ヨウ「でもあのウルトラビーストは感染した人の記憶をいじれるんだよ」
ヨウ「死ぬ間際に自分たちにまつわる記憶を全部消したのかもしれない」
ザオボー「……目撃したものに感染する、ねぇ」
ザオボー「ほとんどチートのようなものじゃないですか。 こんなのが実在したらたまりませんよ」
グラジオ「だが俺たちが昨日の朝目が覚めたら、これが部屋で見つかった」ｺﾄｯ
グラジオ「最終決戦でソウルジェムから変化した、あのカードコミューンで間違いないんだ」
ザオボー「それなんですよねぇ」
ザオボー「マギアミックは、坊ちゃんがスイッチを押されて変身する度、段々と身体がウルトラビースト化していくのだと言ったのですね？」
ヨウ「……うん」
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作者名：チョコ千夜子 | 作成日時：2018年6月8日 22時
