【北信介】北くんと、

＊ 寝顔。 ページ27

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信介くんと知り合って数年。


同棲してからも数ヶ月経ち、信介くんとの生活にも慣れてきた今日この頃。









わたし、立木A。生まれて初めて 信介くんの寝顔を見ました。


ソファに座って腕を組み すやすやと寝息をたてている信介くん。


夜寝るときは基本的に背を向けて寝ているし、朝はわたしよりも遥かに早く目を覚ましているし、基本的に昼寝なんてしない。




初めて見る信介くんの寝顔に わたしはテンション爆上がり。


そっと信介くんの前にしゃがみこんで寝顔を見上げる。









『寝顔、かわいいなあ』









肌は白いし睫毛は長いし、淡い色の髪の毛もさらさらで。


普段よりもずっと幼く見える寝顔をじっと見続けていると、ぱちっと信介くんが目を覚ます。









「…そんなじっと見つめられたら過ごしにくいわ」


『お、起きてたの!?』


「さっきな。つい寝てしもた」









夕飯にしよか、と ソファから立ち上がり そのままキッチンに向かった信介くん。




…さっきの、聞かれてないといいけど。









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「…お前の方がかわええわ」









なんて、な。









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