【北信介】北くんと、

＊ お酒。 ページ25

※食事中の方ご注意ください！









珍しく出先で二人で飲んで来た。


あまりお酒に強くないわたしは 度数の低いお酒1杯でもかなり陽気になったり すぐに眠くなったり。


帰るや否やソファに倒れ込んで 眠い〜、と自然に落ちてくる瞼を擦る。




同じく 飲んで来たはずの信介くんは お酒が入ってもやっぱりしっかりしていて、寝転がるわたしを無理やり起き上がらせた。









「風呂は危ないから、化粧落としてクソしてはよ寝」









信介くんから出てきた " クソ " というワードに思わず吹き出すわたし。


信介くん意外と豪快なところあるな。









『信介くんお下品』


「…じゃあ大便」


『ねえ汚い 信介くん実は酔ってるでしょ』


「酔ってへんよ、ほれ 布団敷くで」









寝室に行って自分の布団を敷きながら " クソ " と言った信介くんの やけに真面目な顔を思い出す。









『ふふっ、むり、クソって』


「こら、女子がクソなんて言うたらあかん」


『なんでよ、信介くんはいいの？』


「俺は男やからええねん」


『それはおかしい』









こんなしょうもないことで盛り上がるなんて、わたしたち酔ってるよ やっぱり。


それか脳内が小学生なのかもしれない。




そう言ったら「盛り上がっとるのはお前だけや」と真顔で言われた。おかしい。









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