#24 ページ25
結渚side
時は過ぎ去り、七月に入った。
「俺のワックス知らね？」
『知らなーい』
「あれ、Ｔシャツどこ置いたっけ。」
『ローテーブルのとこでしょ、』
「っうし、ほんじゃあ言ってくるわ！」
『最高にかましてきてね(笑)』
「当たり前！結渚もプレゼン頑張れよ！」
『もちろん！ほら、マネさん待ってるんじゃないの？』
「あぁそうだった、じゃあな！」
『行ってらっしゃい〜』
今日から幕張でＢＯＴ四日間。
今日のために亜嵐くんはリーダーとしてせかせかと動いてきたみたい。
なのに、私は……
『なんでこんな時にプレゼン？！』
安「こら、部長に聞こえちゃう！！(笑)」 (※やっさん＝安)
広報部の私たちは、次のＣＭのコンセプトについてプレゼンをしなければいけなかった。
この仕事はやりがいがあるし、部長やチーフみんなの人柄がよすぎるあまり、ものすごくアットホームな部署だと有名になっている。
部「うえっち、今日のためにLIVE蹴ってきたんだよね〜(笑)」
チ「あら、そうなの？悪いことしちゃったかしら、」
普通なら仕事＞LIVEです。
普通なら。
『その代わり、ものすごくいい資料ができたのでぜひ、採用を！』
部「わぁ、楽しみだわ(笑)」
今頃アップ中であろう亜嵐くんに”お互い頑張ろう！”とメッセージを入れて、プレゼンに挑んだ。
『今回はパッケージにもこだわっていまして、女性だけでなく男性も使えるようになっています。ですのでカップルという設定でCMを作るのはどうかと……』
BOTに行けなかった執着心から、
「だったらやってやろうじゃないの！」
って、やっさんと本気になって資料作成をしてきた。
そのおかげか、
チ「いいわね…。今までにない、いいアイデアだわ。」
「ありがとうございます！」
それから、先輩方の意見と私たちの意見を併合させたらいいんじゃないかってなって、
プレゼンは素晴らしい成功を収めた。
先「うえっちとやっさんのプレゼン良かったね！」
先２「俺らも負けてらんないぞ(笑)」
先「だね…(笑)」
先輩方からも褒められて気分上々な私たち。
「BOTは諦めよう。DVDまで待つことにする…」
『私も、少クロまでに貯金しとかないとだし…。』
『「はぁ……」』
でも、逃したものへの執着はすごい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした｡｡｡ (2022年1月29日 2時) (
レス) @page50 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - またまた続けてのコメントですみません。 #43のここの部分 １１月もあっという間に終わりを迎え、気づけば１２月半ば入っていた。 これ正しくは12月半ばにではないんでしょうか？ (2022年1月29日 1時) (レス) @page45 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - また続けてのコメントですみません｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ #39のここの部分 さっき涼太くんに耳打ちされてたからきっと、私を見つけたくれたのは涼太くんだ。 これ正しくは私を見つけてくれたのはではないんでしょうか？ (2022年1月29日 1時) (レス) @page40 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが…｡ 同じく#36のここの部分 なん件かかかってきていた着信にかけ直すと、○○←名前はワンコールも立たずに出た。 これ正しくは経たずにではないんでしょうか？ (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが...。 #36のここの部分 結局、朝早くに日本付いて、○○←名前がまだ寝てる間にこっそり荷物置きに帰った。 これ正しくは朝早くに日本着いてではないんでしょうか？ (2022年1月29日 1時) (レス) @page37 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーーは | 作成日時：2020年7月25日 2時
