クレーンゲームで、山田とりました。【in×ym】

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少ししんみりした空気になってきた頃、どこからかインターホンの音が聞こえてくる

山「あ、ごめん…ちょっと見てくる」

どうやらその音の正体は山田の家で、カメラの前から消えていく山田。

山田は、どうして芸能界にはいったんだろう…

ふとそんな疑問が浮かび、ネットで調べる


KinKi Kidsに憧れてジャニーズ事務所に応募し、入ったはずが他の事務所からのスカウトが来てそっちにいった…

…なんか。凄い


本当なら、山田はジャニーズだったんだ…

そんなことを考えていると、画面の前に戻ってきた山田


山「…友達だった」


伊「そっか。良かったの？家入れないで」

山「なんか急いでたみたいで…
これプレゼント！ってくれた。」


そう言う山田の手には、ダンボール


伊「そっか…」


山「え、なにこれ、いちご！？」


箱の中身を覗き込んですぐに喜びの混じった声でそう叫ぶ山田


あ、そういえばネットに書いてあったな…
好きな食べ物はいちごだって、

山「すげぇ！これ高級なやつだ！！
圭人大好き！！後で連絡入れとこ！」


…圭人？


伊「…ね、山田。圭人ってさ…岡本圭人？」


山「うん！そうだよ！あの、今注目されてる岡本圭人！」


いちごを貰ったからか、凄くテンションの高い山田が俺の問いかけに答えてくれる

伊「…すげぇ、」

山「あとね、知念と裕翔も友達だよ！」


伊「え、全員今注目されてる人達…」


山「ねね！伊野尾ちゃんの友達の写真見せてよ！」


伊「ほぇ？いいよ？」


まだテンションの高さに衰えがない山田に見せるために、携帯の中から俺ら５人で撮った写真を探す

…あ、これでいいや。


伊「これ！」


そういって、山田に見えやすいように映す

山「全員イケメン…
もう俺たちでジャニーズできるよ！！
知念も圭人も裕翔も、最初はジャニーズ事務所に入ってたけどスカウトされただけで、

もしジャニーズに気があったらって ずっとジャニーさんからスカウト受けてるの！
それに、俺のファンの子って、裕翔達も好きみたいで
だから俺たちでグループ作ったら絶対すごいよ！！」



…山田って、すごい夢が膨らむ人だな

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