#55 ページ8
亜嵐side
いつも馬鹿みたいにうるさいくせして、
なんでこんな時だけ静かになるかなぁ.......
『私は.......、』
「うん」
ここまで拗らせに拗らせてきた俺の事なんか、絶対ただの"イケメン"で、ちょっと"残念なヤツ"としかおもわれてないんだろうな
『亜嵐くんのことが.......』
『嫌い、です。』
「へっ、?」
期待していた好き、でもなく
出来れば言わないで欲しいと思っていたごめんなさいでもなく、
まさかの"嫌い"
待ってどうしよう、俺本気で病みそう.......
「嫌い、か」
『待って待って、まだ続きがあるから!』
下を向いていた結渚の目がしっかりと
俺を捉えた。
『亜嵐くんは、カッコよくて、ダンスも出来て、俳優もDJも、いろんなことこなしちゃうすごい人で、
でも、実際の白濱亜嵐はものすごくだらしなくて、
私がいなかったらほんとどうなってたんだろって思うけど、
応援してくれる人への感謝は絶対欠かさないし、レックス大好きくんだし、
何より、亜嵐くんはスーパースターなんだよ』
でも、、と結渚はマシンガントークを続けた。
『何もかも上手くいってるわけじゃないでしょ?
それこそ、PBAの時はほんとに辛そうだったし、
普段見せない裏の白濱亜嵐をちゃんと私に見せるんだよ、亜嵐くんは。
だからずるいんだよ、
中学生の時に出会って、
すっごいイケメンで見た目だけ完璧なダンス下手くそなお兄ちゃんだと思ってたけど、
いつの間にか抜かされてて、
亜嵐くんがジェネになって、どんどん離れてくのが寂しかった。』
鼻をすする音が聞こえるから、
多分泣いてるんだろうな。
こんだけ一緒にいたのに、
結渚が泣いてるとこなんて見たことなくて、
どうすればいいかあたふたしてたら、
結渚はそっと俺から離れて、目を逸らさなかった。
『でもね、バカで、だらしなくて』
『とにかくイケメン過ぎる亜嵐くんが』
『私は大好きです』
.
「結渚っっ.......!!」
『お、重いッ!』
「ほんとに?!ほんと?!」
『うん.......』
「もっかい言って?」
『やだ』
「ねーえーもっかい!」
.
『うるさいなぁ、1回だけだよ。』
『私は、亜嵐くんが大好k.............?!』
顔真っ赤にしてる結渚が可愛すぎて、
抱きしめてるだけじゃ物足りなくて、
思わずその唇にキスした。
.
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雪 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが…。 #56のここの台詞 『ストレートな言わないでよ、、』 これ正しくはストレートにではないんでしょうか? (2022年1月29日 3時) (レス) @page9 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #54のここの台詞 『どうしたもこうもない!亜嵐くんのせい!』 これ正しくはどうしたもこうしたもないではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page7 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #54のここの部分 亜嵐くんが好きなたちにものすごく申し訳なくなった。 これ正しくは亜嵐くんが好きなひとたちにではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page7 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません…。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 #52のここの台詞 「…………ん、んあわけないじゃん(笑)」 これ正しくはんなわけないじゃんではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page5 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) 夜分遅くにすみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 #48のここの部分 アルバムのをスクロールしていけば、パスタを頬張る後輩の写真ばっか! これ正しくはアルバムをではないんでしょうか? (2022年1月29日 2時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーーは | 作成日時:2020年9月6日 0時