104 ページ26
涼介サイド
病院に着き西園寺さんの病室に行くと
外科部長、院長と父親までいた。
最悪だ。
涼「…お待たせしました」
西「キミ、どういうことだ!!キミは娘の主治医だろ!?なぜ他のやつに任せたりするんだ!!」
早速怒りを俺にぶつけてきた。
知らねぇよ。
涼「しかし、主治医を承諾する前に俺の勤務形態をお話をしたましたよね。西園寺さんもそのことを了承して頂いたので、俺も主治医をお受けしたはずです。」
西「それでも大事な検査を他の人に頼むなんてどうかと思うけどね!」
腹立つ、こいつ。
涼「……そのことはすみませんでした。」
西「院長!山田先生の時間がそんなにとれないんだったら他の担当をはずしてくれないか?」
全「!!!!」
何言ってんだこいつ(怒)
涼「いや、待ってk 院「わかりました」…は?」
院「わかりました。山田先生、今担当している患者は外れてくれて構わない。なのでこれからは西園寺様だけの主治医でお願いします」
いやいやいや。
このおっさんも何言ってんだよ。
部「院長、さすがに…」
院「どうせ山田先生は副担当なんだ。外しても支障はないだろ。」
西「頼むよ。…里香これでいいか?」
里「うん!ありがとう!」
部・涼「・・・・・」
呆れすぎて言葉が出てこない。
俺こんなやつの下で働いてたわけ?
イカれてる。
院「では里香さんの検査に参りましょうか。……山田先生、頼むぞ!」
返事はせずに苦笑いで病室を出ようとしたら携帯の着信音が鳴った。
涼「……すみません、少し失礼します」
画面を見ると薮ちゃんからだった。
誰かに何かあったんだろう。
涼『どうしたの?』
宏『仕事中にごめん。裕翔の発作が止まらなくて痙攣も止まらないんだ。』
!!!!
急に?
家出る前は元気そうだったんだけどな。
涼『裕翔が!?救急車は?』
宏『もう呼んでる。』
涼『うちの病院に搬送して。』
宏『わかった』
そう言うと電話は切れた。
163人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みさ | 作成日時:2022年10月4日 23時