・ ページ36
_
裕「ごめん。俺また…」
「//…ううん。いいの…」
顔を真っ赤にして、恥ずかしいそうに
そう言った。
裕「俺…嫌なんだよ。
Aが他の男に触れられるの
キスなんてもってのほかだ。
…こんなに独占欲があるなんて」
自分でもびっくりするくらい。
でもそれはAだからだろうけど。
「…それは、私も同じだよ。
私、あの時ヤキモチ妬いてた。
裕太の幼なじみの子に…
私の知らない裕太をいっぱい知ってるから」
初めて知った。Aの本音。
でも、それは嬉しい。
裕「俺的にすっげぇ嬉しいんだけど…
Aがそう思ってくれて。
俺が好きなのはAだから。
Aじゃなきゃ嫌だ」
「っ…裕太」
泣きそうなAを俺は思わず
抱き締めた。
俺はAじゃなきゃ…。
そう思いながらAを力強く抱き締めた。
・
・
ー道明寺邸 No side。
総「おまたせ」
司「おう。総二郎!どうだった?」
道明寺司に頼まれて、
F4のメンバー西門総二郎は1枚の写真を見せた。
すると司は総二郎が手に持っていた写真を
手にしてじっと見つめた。
司「こいつがAの…」
類「どれどれ?」
あ「もうね、俺達見てたけどラブラブよ!
あのAがニコニコしてた」
司「写真見ても分かる。
俺達に見せたことねえ笑顔をこいつに向けてる」
司が持っている写真には、
裕太とAがニコニコ笑っている写真だった。
類「これがAの本当の笑顔なのかな…」
総「…」
あ「…」
司「A…」
F4はどこか寂しそうな表情をしていた。
自分達に見せたことない笑顔を見て
司達は何を思っているのだろう。
司「宏光、言ってた。
Aは幸せになってほしいって…
せめてもの罪滅ぼしだって。」
あ「…そか」
類「それは俺達だって同じだよ。
俺達も幸せになってほしい…」
総「だけど、あのオヤジさんをどうするかだろ」
総二郎も分かっていた。
Aのお父さんは一筋縄でいかないことを。
あ「厄介だぞ、あのオヤジさんは(苦笑)」
司「まぁな。でも、ビジネスならビジネスで戦う」
総「司、何か策でもあんのかよ」
類「…」
司は不敵に笑っていた。
その表情に3人は首を傾げた。
司「話を聞けば分かる…」
→
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:椿 沙羅 | 作成日時:2018年1月12日 9時